「会社を辞めたいけど、本当にこの状態で辞めて良いのか…。」
「仕事で成果を残してから辞めたほうがよいのでは…」
会社員時代の頃、ふと退職を考えた時にこんな思いが頭をよぎりました。
本当に、一つの組織を脱するのって予想以上に大変だし、エネルギーを消耗しますよね。
今回は、会社を辞めたいけれど、なかなかその行動ができない…と思い悩んでいる人に、退職の時に自分を勇気づけてくれた5つの考え方をご紹介します。
1.最良の決断は、自分にしかできない
結局は、会社に残留するのも、退職して他のキャリアを歩むのも、自分次第です。
同じ組織にいる以上、上司や同僚、部下はいろんな想いをぶつけてきますが、本来は自分に関係ありません。
一見、筋の通っている意見でも納得出来ないなら、それは自分にとっては間違っているのです。
人のいうことに「はいはい」と心も体も従うのは、学生まで。
最終的な決断は全て自分。良くいえば、全て自分で決められるんだから自由なのです。自由にアルバイトしながら夢を追うのでも良いし、海外に放浪しに行っても良いわけです。
2.何かをやめるのに明確な理由は必要ない
会社を辞める理由を明確にする必要があるのは、「上司を説得させる」「上司が上長に報告するために必要だから」とただそれだけです。
というより、会社を辞める明確な理由って、なかなかないもの。しかし、「この会社は良いけれど、なんとなく将来性が見えない…」という漠然とした不安も立派な退職理由。
ただ、このまま上司に報告すれば、それは反感を買うでしょう。だから、聞こえの良い理由を作るだけなのです。
退職を拒否することは法律違反なわけで、過去記事でも書いたとおり、そんな会社はブラック企業です。
辞める理由は、気にしなくて良いんですよ。ただ、決断して前に進めばそれでOK。
3.「3年は続けよう」という言葉に根拠はない
よく耳にする「会社は最低でも3年続けましょう論調」、これには何の根拠もない。
ただの一般論です。「これ、確実に向いてないわ」って思っているのに続けるのは、自分を痛めつけるだけで何も生まれません。
3年いなくても自分に適していないと悟れるのは、むしろ優秀なのです。優秀な人から先に辞めていくというのもそういう道理。
4.不向き・苦手な環境では本来のパワーは発揮できない
不向き・苦手な環境で働いていては、本来のパワーは発揮できないと僕は思っています。
仕事が上手くいかなければ、まず自分の能力よりも、環境、人間関係を疑ってみましょう。
合わない環境、苦手なことをやっている状態で頑張るのは、大阪まで新幹線使わずに徒歩で行くようなもの。要は、やせ我慢なのです。
嫌なことばかりをやっているほど、人生は長くないです。嫌なことからはどんどん逃げて、好きなもの・ことだけ残していきましょう。
また、会社で働く、組織で働くのがイヤ、という考え方は全くわがままじゃない。
人には適性というものがあり、会社員が向いている人もいれば、個人事業主が向いている人もいて、社長が向いている人もいる。
向いていないと思ったら、いろいろやってみるのが良いと思います。
今は、働く場所・スタイルも多様化していますし、以前よりもフリーランスや独立がしやすい土壌ができつつあります。
会社員に向いてないな思う人は、「リモートワーク×出勤」「派遣×在宅」など、いろいろな働き方を掛け合わせて自分にあった働き方にカスタマイズすることが可能になってきています。
柔軟の利く仕事も求人サイトに徐々に増えていて、「Wantedly」や「ジョブセンス」、「バイトーク」らへんがおすすめですかね。
ちなみに、僕は会社員には本気で適性がないと、1年で悟りました。これは、フリーランスになって、より強く実感しています。フリーランス万歳!!
5.万全な準備をさせてくれるほど、人生は長くない
「今の肩書もったいないから」「お金がもったいないから」「時間がもったいないから」
「もったいない」と思ってばかりだと、いつまでたっても新しい挑戦、感動に出会えません。
むしろ、時間もお金も使ってしまう結果を生んでしまいます。
自分が死ぬ直前に何を思うのか、僕はそんなことばかり考えて、いつも就寝しています。
今日、一日を100%で過ごせたか?そう自分に問いかけることが大切なように思えます。
まとめ
- 最良の決断は、自分にしかできない
- 何かをやめるのに明確な理由は必要ない
- 「3年は続けよう」という言葉に根拠はない
- 不向き・苦手な環境では本来のパワーは発揮できない
- 万全な準備をさせてくれるほど、人生は長くない
でございました!!ぜひ参考にどうぞ。
俵谷 龍佑
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