転職や退職といったキャリアの転機に差し迫られた時、「常にチャレンジングな人生を送っている人は一体、何を基準に今までの道のりを決めて来たのか?」そんなことが気になりますね。
今回は、いわゆるレールを外れた生き方をまとめたインタビューで語られている、決断の経緯について紹介します。
1.24歳で退職、ゼロから陶芸作家を目指したときに考えていたこと
現在、陶芸作家として活躍されている、大槻さん。元々、陶芸作家に興味がありましたが、軍資金を貯めるべく信用金庫に入社。
いざ一般社会に入ってしまうと、退職する際に周囲から反対されて悩んだそうです。
しかし、その時大槻さんは以下のように思ったそうです。
「その人たちにとっての“幸せ”が、自分にとっての“幸せ”とは限らないと思うんです。違う人間なんだから、できることも、やり方も、何が正解なのかも違って当たり前。私は、私を信じてやろうとしました。」
だいたい、人間はそれぞれ考えが違うもの。
たとえ、自分の目の前にいる10人が10人とも否定しても、それは自分の意見とは関係がない。
まさにその通りですよね。自分の幸せは自分で掴みとらなければならない。
自分でやってみるしか、真偽は判断できません。
2.根拠のない自信を持つ
モバイルオンラインゲームを企画・開発しているKLab株式会社の代表取締役、真田さんのインタビュー。
記事タイトルの通り、この人が失敗しても大きな壁にぶつかっても乗り越えられた理由としているのは、「根拠のない自信」
結局は、失敗があっても、批判があっても揺るがない根拠なき自信が大切です。
自信がなければ、批判をいちいち気にしてしまったり、受け入れてしまい、自分がやっている行動に一貫性が伴わなくなってしまいます。
「それ、大丈夫なの?リスクないの?」と聞かれても、「僕(私)だから成功する」と自信を持つということですね。
3.レールから外れようとする人たちへ「脱線した」人間からのアドバイス。
最後は、うつ病闘病中のブロガー、さゆさんの記事から。現在、闘病中ということもあり、非常に重く現実味のある言葉の数々。特にこの部分。
このままいったら自分が壊れて脱線する。そう思うんだったら自分の意志でレールを外れた方がいい。
この方の、レールを外れたタイミングは高校生でうつ病になったタイミング。まさに、自分の実体験に照らしあわせてこういう表現をしているわけですね。
自分で決断するのは億劫だから、しかるべき時が来るまで待つ。
こんなことをしていたら、もしかしたら病気になって、一生働けない体になってしまうかもしれません。
僕も、半ばレールを外れざるを得ない状況まで、自分自身の気持ちをごまかし続けました。
僕の場合は、社内失業という状態になり、突然「退職するかorこのままの状態で会社にとどまるか」を選ぶ状況に追い込まれました。
正直こうなるなら、もっと自分自身で覚悟を持って、フリーランスの道に進むことを決めておけばよかったと思っています。今以上にもっと多くのことができたから。
まとめ
どれにも共通して語られていたのは、やはり「自分で決断する」ということ。
自分の目の前の人のほとんどが自分と違う意見だと、つい自分を疑ってしまいますが、大切なのは「自分がどうしたいか」です。
他人は自分の代わりに責任を持って決断してくれないのです。責任ある決断は自分にしか出来ません。
自分の人生のコマを進めるのは自分自身だけなのです。
だから、他人や世間体といったしがらみを忘れて、自分が進みたい方向に進んでいきましょう。
俵谷 龍佑
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