これは、僕の実体験。かれこれ6、7年も前の話で、僕が専門を中退してフラフラとしていた時のお話。
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今でも覚えています。代官山のカフェで、ある社長さんに「成功したいなら自分は運が良いと思い込むんだ」言葉をいわれたことを。
その言葉は今でも、自分の心に深く残っています。
成功したければ、どうすれば良いと思う?
この社長さんの方とお会いした理由は、「仕事の打合せ」。
結局、一緒に仕事をするという流れにならず、話は流れてしまったのですが。。
この時は、仕事の話だけでなく、自分が何をしたいのか、どう生きていきたいのか、そんな話もした気がします。
まだ、この時僕は22歳そこらとかなので、おそらくベラベラと夢ばかり語っていたと思いますが、それもウンウンと聞いてくれていました。
ひとしきり僕が話した後に、その社長さんは「成功したければ、どうすれば良いと思う?」と僕に質問しました。
僕は、あてずっぽうに、「能力が優れている」や「自己管理技術がある」と回答。
そして、「自分は運が良い人間なんだと思い込むこと。これが成功の秘訣だよ」と教えてくれました。
僕は、どちらかといえば楽観的な人間で、僕は「運が良い」と思い込むクセがありますが、まさか本当に「運が良い」と思い込むことにすごい力があるなんて、信じてませんでした。
スキルや才能よりも、「自分を信じる力」の方が大切だ
僕がこれをより鮮明に感じるようになったのは、前職を辞めて独立してからです。
本気で「音楽で食べていきたい」という夢と向き合うと決めてからです。
音楽で食べていくって、作曲でも演奏でも、どの職種でも難しいです。
そんな途方もない夢に向かっていくのは終わりがないように感じ、時々疲れてしまうのですが、この時にやはり”あの言葉”が呼び起こされます。
難しいけれど、とにかく信じる。
そうやって過ごしている内に、フリーランスでの生活も安定してきて、ずっと温めてきた作曲の技術も徐々についてきて、また歌の練習、来年からは音楽活動などにも着手できるくらいに余裕が出てきました。
正直、このブログもライターという仕事も、前の会社にいるころは到底こなせないスキルレベルでした。
最初は、添削だらけで真っ赤でしたから(笑)
ただ、今こう何とかなっている事実を振り返れば、やはりあの時に言われた言葉通り、自分を運が良いと信じることをエネルギーにして進んできたからなのかなと思っています。
運は「勘違い」から生まれる
かの有名な経営者、松下幸之助氏もこのような名言を残しています。
私が今日の大を成したのは、それはあらかた運ですね。一日一日を努力して生きてきただけのことです。強いて言えば、積み重ねがすべてです。人間万事、世の中すべては天の摂理で決まるのが90%、人間が成し得るのはたかだか10%ぐらいだと思っています。<名言DBより>
松下幸之助氏の有名な逸話に、面接試験の話があります。
面接試験で「あなたは運が良いと思いますか?」という質問に「運が悪い方だと思います」と回答した人は、超優秀なエリートであっても不採用にするという話です。
ここからも、いかに松下幸之助氏が運に対して強いこだわりを持っていたかが分かります。
この松下幸之助氏の名言に、恐縮ながら新しく言葉をつけるなら、僕は「運は日々の積み重ねで変えられる」と補足します。
運は天によって決まるもの、という印象がありますが、僕はそうは思っていません。
日々の「自分を信じる」という思考プロセス(習慣)の積み重ね、もっと分かりやすく雑に言うと、「良い勘違い」の積み重ねだと思っています。
良い勘違いというのは、要はポジティブシンキングをするということ。
例えば、注意力散漫な自分に嫌気が差しても「色んな所に気を配れる力に長けているということ、そういう能力を持っていて自分は運が良いかも」と。
少々強引ですが、まあこんな具合に、普段、ネガティブに考えてしまうことを、ポジティブに捉える思考習慣があれば、10年後には他の人とは大きな差になって現れます。
まとめ
運と聞くと、なんだかスピリチュアル、気合い的な話に捉えられるかもしれませんが、本当に物事の成し遂げる上で根幹の部分だなと思っています。
本質の部分をまだ若い自分に教えてくれたのは、本当に感謝しています。
この社長さんとの出会えたのも「僕が運が良かったから」だと思います。
僕はこれからも「運が良い」と思い続けていきます。
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