今、政治で何が争点になっているのか、政治の仕組みについても理解をしていなくて…。
もうすぐ30歳になるのにこれはマズイ!ということで、色々書籍を探して「ギャル男でも分かる政治の話」という本を発見!
分かりやすい初心者向けの本を探していたのですが、これはまさにその通りの本でしたね。
▼今日、紹介する本がこちら▼
実際に読んでみた感想は…
ある程度、マンガやアニメ、ゲームに触れてきた、20~30代前半の若者にはかなりオススメ!
ただ、例えでワンピースの話が頻繁に登場するので、ワンピースをあまり読んだことがない!って人には、余計にこんがらがるかもしれません。
私的には、かなり良かったですね!例えも秀逸だったので!
これ、一冊でまるっと理解できるのはまあ無理ですが、入門書としてはかなり良いかと!
著者のおときた氏は、今や注目の若手政治家ブロガー
史上初のエンタメ政治入門書として発売されたこの本ですが、そもそも著書であるおときた駿氏とは、一体何者なのでしょうか?
最近、メディアの露出も増えているので、知っている方も多いと思いますが、北区選出の都議会議員です。
この方のすごいところは、ネットによる情報発信の強さです。
ブログは、学生時代からあわせて12年間継続して更新していて、最高で月間150万PVを達成するといった、トップブロガー顔負けの影響力を持っています。
若者が関心を持っているトピックについて分かりやすく解説
この書籍自体が、若者をターゲットにした書籍なので、若者が関心を持つであろうトピックについて分かりやすく解説しています。
そのトピックのうち、ここでは「選挙の重要性」について紹介書籍の抜粋文章を混ぜながら紹介。
選挙がなければ、弱肉強食の世界になる
おときた:例えば、いまふたりが話し合いをしなくてよくて、レンくんが「トシキくんのチョーカーがほしい」と思ったら、どうする?
レン:えっ、盗る?
トシキ:おい、即答だな!
おときた:でも、ある意味正しいよ。このように、話し合いをしないと暴力に支配された世界に鳴ってしまう。これを僕は海賊たちが跋扈するワンピースの世界と一緒だと行っているんだけど。
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つまり、選挙が行わなければ、強いものが正しいという論理がまかり通ってしまうということになるわけですね。
戦争のない平和な日常に身を置いていると、あまり実感できませんが、実際に世界各国では内戦や戦争が起こっています。
例えば、この状態に近いのが、ソマリアですね。無政府状態、領土略奪のような状態になってしまうわけです。
選挙では、「選ぶ」だけでなく「選ばない」こともできる
おときた:それはね、選挙はみんなの代表を誰にするかを選ぶことだけど、逆に代表にしたくない人を”選ばない”ということもできるんだ。
としき:選ばない?
おときた:そう、僕達には、選挙権があるから、権力者が勝手なことをしたら、次の選挙ではそいつに投票しないで、他の人に入れればいい。そうすること僕たちは、そいつを権力の座から引きずり下ろすことができる。
選挙というと、「代表を決める」というイメージですが、「選ばない」ことを目的として票を投じてもいいわけです。
これなら、少しは行く理由になりますね。
政治に無関心なままだと、投票率の多い世代の総意だけで世の中が動く
結局、この本書を通して伝えたいメッセージはここかなと。
僕含めた20代、30代が政治に無関心なままだと、上の世代に有利な方向に世の中が転がってしまうという話。
そうなると、年金問題、社会保障制度、雇用制度など、あらゆる面で若者に不利な方向に進んでしまいかねない。
だから、投票という手段で意志を表明することが大事なんですね。
僕自身も、これを読んで改めてもっと積極的に政治に参加をしないと、と危機感を抱いた次第です。
政治の「せ」の字も分からない、というか、政治という言葉に拒絶反応が起きる…って人にはこの本はオススメ。
いや、そこまでじゃなくても、オススメです。
解説書というよりは、授業の内容がそのまま本になっている感じなので、分かりやすく平易な言葉で書かれています。
ビジネス書が苦手な人でも読めると思います。
▼今日、紹介した本がこちら▼
俵谷 龍佑
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