ちきりん著「自分の時間を取り戻そう」を読んで、時間の使い方を見直そうと思った

書評
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最近、仕事が忙しくて「自分の時間」がないことが多かったです。

特に年末は忙しくて、今までの中でもかなりしんどい方でした。

そんな感じで時間に対してはそれなりの問題意識があり、この本を手に取ったわけです。

読んでみた感想は、かなり肉厚!

事例混じえてかなりの情報量がつまった本でした。

今日は、この書籍「自分の時間を取り戻そう」の中から僕がささった部分をいくつか紹介したいと思います。

時間もお金と同じく、希少な資源である

書籍「自分の時間を取り戻そう」では、結局、時間がないのは時間に対しての重要性が希薄であるからということが述べられていました。

確かにお金と比べると、軽視しがちかもしれません。

お金はお札という形でも、貯金口座の残高という形でも数字として目で確認することができます。

毎月20万円の給与が、5万円の家賃、1万円の光熱費・・・と、次の給料日までに少しずつ減っていく様子は誰にでも簡単に認識できます。

このため、私たちはごく自然に「お金に関する有限感」を持つことができるのです。

ここにもあるように、お金は使ったら手元から消えてなくなります。

それに対し、時間は使ってもなくなりますが、具体的に目に見えません。

ところが時間に関して有限感を持つには、ちょっとした工夫が必要です。

半年前の自分が20歳ちょうど、今の自分が20歳と6ヶ月であっても、大半の人は「半年分の時間がなくなった!」と感じたりはしません。

見えないものについては「どれほど減ったか」を自然に感じとることが難しいのです。

時間は有限と頭で分かっているものの、

ふと気がついたら「ネットサーフィン」「行きたくない飲み会」といったさして重要でないことに貴重な時間を使っていたりします。

それは、この「自分の時間を取り戻そう」にも書かれているように「失った実感」がないからですね。

失った実感がない限り、無駄な時間を減らそうなんて思わないはずです。

そこで、この書籍で解決策として紹介しているのが時間簿です。

家計簿の時間版ですね。

家計簿のように何にどれだけの時間を使ったかが目に見えることで、

自分の無駄に使っている時間を正確に把握することができます。

実際、僕もこの時間簿はかれこれ1年くらいやってますが、これはかなり効果があります。

時間簿についての詳細は、この書籍に書いてあるので、読んでみてください。(時間簿のサンプルも載っています)

自分にとって大切なものを明確にする

自分にとって「大切なもの」以外に向かっていても、それは結局、希少な資源である時間とお金を無駄に投資してしまうことになります。

この書籍で言うところの、自分の大切なものを明確にしようというのは、

裏返せば思考停止するな」とも受け取れます。

大切なものがなければ、大切なものを探すだけなので明確ですが、

問題は大切ものが決まっているのにもかかわらず、求めているうちに違うものに照準が合ってしまうことが最もやっかいです。

「今の自分にとってはもう大切なものではないのにそれを追い求め続けてしまうこと」

「大切なものがたくさんあって、優先順位がつけられず、ナアナアになっている」

とか。

大切なものが決まることで、時間の使い方も明確になります。

ただ、それは裏返せば、それに集中することであり、ある意味では選択の覚悟が必要になります。

なかなか、一朝一夕で決まるものではありませんが、

やはり「自分にとって大切なものとは何か?」という問題は大きく時間の使い方と直結します。

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全部自分でやろうと思わない

全部自分でやってしまった方がラクとつい思ってしまいますよね。

僕は、自慢とかじゃなくて、何でもそれなりにできてしまうのが欠点であり長所です。

いわゆる器用貧乏です。

つい、なんでもやりたくなってしまうし、人に任せずにやってしまいます。

人間、全てやっていたら時間がありません。これについて「自分の時間を取り戻そう」では、このように書かれています。

世の中には、次から次へと新しいことを手がける人がいます。

こういった驚くべきほどたくさんのコトをやっている人というのは、反対に
「誰でもやっていそうなこと」をやっていません。

そして、それらをやらないことに伴う負担を(経済的な負担だけでなく、自分の思う通りの完璧な掃除が行われないことや、他人からの視線なども含め)、引き受ける覚悟を持っています。

それは、「そのほうが人生の生産性が高いから=限られた人生のなかで、できる限りたくさんの”自分のやりたいこと”ができるから」です。

これはまさにそのとおりですね。

すごいと言われる人ほど、強みは伸ばしているけれど、欠点はそのままにしていることが多い。

すごいところはスゴイけれど、ダメなところは本当にダメなんですよね。

あれもやりたい、これもやりたい。

願望があることは良いけれど、それを一気に全部やることができない。

だからこそ、焦点を絞る必要があるんですよね。

これはやりたいことに限らず、やらなくても良いこと、やりたくないことにも同様のことが言えますよね。

「無意識にやらなくても良いことをやっていないか?」

「やりたくないことを無理やりやっていないか?」

常に、この問いかけが重要になってきそうですね。

まとめ

「こんなに書いて大丈夫!?」というくらい、充実した内容が詰まっていました。

生産性を話題にしているので、ロジカルな内容もあり、決して平易で読みやすいわけではありませんが、

「今、多忙で充実感がない」「人生にいきなやんでいる」という人にはおすすめの本です!

ぜひ、どうぞ!

書籍「自分の時間を取り戻そう」はこちら

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俵谷 龍佑

俵谷 龍佑

京都が好きすぎて移住|25歳で独立|未経験でライターに|顧客課題を共に考える|採用・地方創生とBtoB向けSEOが専門領域|気合いではなく仕組みで解決|トラベルライター|ADHDグレーゾーン|自分らしく働ける人を増やす|大衆食堂と町中華|新しい働き方LAB 京都コミュマネ|ハフコミュ 2期|信楽たぬき|