Web集客の専門家、俵谷 龍佑(@tawarayaryusuke)です。
ずっと、積ん読になっていた「伝え方が9割」ようやく読了しました。
本開いたら、読みやすくってツルっと読めちゃいました。
ここに書いてあることは、基本的なことが多かったのですが、基本的だからこそつい忘れがちな「大切なこと」がたくさん書かれていました。
「伝え方」を変えるだけで、チャンスを逃す確率を減らす
この「伝え方が9割」では、伝え方を変えるとどんなメリットがあるのか?ということについて、このように書かれていました。
厳しい時代です。就職や昇進だって合否がわかれます。では決まった人が100点で、決まらない人が0点の人間かというと、断じてそうではありません。おなじ人間として生まれ、笑い、泣き、同じ年月を生きてきたその差は80点と、79.5点の差でしかないと私は思います。でも、企業は選ばなくてはいけないから、結果、「イエス」と「ノー」にわかれてしまうのです。では、その差は何でしょう?その9割をしめるのが、伝え方だと私は思います。
これからも生きていく中で、いくつもの岐路があります。そこで、あなたの「ノー」をひとつでも多く「イエス」に変えられたら。<伝え方が9割より>
「口下手だから・・・」「こういう性格だから・・・」とついあきらめてしまいがちですが、実はちょっと伝え方を工夫するだけで、今まで自分の手からするっとこぼれていたチャンスをきちんと掴み取ることができるようになります。
僕も、昔からこの「伝え方」はかなり意識していて、ある時から自分の状況が変わって驚いた経験があるので、これは間違いないと思います。
この書籍で、特に僕が参考にしたいと思った「伝え方のポイント」について、ピックアップして紹介したいと思います。
「相手のメリット」と一致する伝え方を考える
何かお願いをする時、相手に提案する時、「お茶買ってきてくれない?」「デート行かない?」などと、つい自分の要求を伝えたくなってしまいます。
この「伝え方が9割」では相手の頭の中を想像しよう、と仕切りに書いてありました。
つまり、相手のメリットを前提に伝えること。
例えば…
「お茶買ってきてくれない?」→「お菓子好きなの買ってあげるから、ついでにお茶買ってきてくれない?」
「デート行かない?」→「前行きたいっていってた〇〇レストランの割引チケットもらったんだけど、一緒にどう?」
1つ目は、お茶以外に自分の好きなお菓子も買えるというメリット、2つ目は純粋に自分が行きたいと思っていた場所に行けるメリットも提示しています。
要は、本来の目的はついでになっているわけです。
相手のメリットを満たしつつ、自分の要求も通せる。
王道でありながら、最強の伝え方ですね。
一つの言葉の中にギャップを作る
これは、相手の伝え方を工夫することにより、相手の感情を揺り動かすテクニック。
技術というよりは、そのハウツーを知っているか知らないかという話。
例えば、反対語を使ってギャップを生み出す方法。
「〇〇ちゃんが好きになりました」→「他の人を嫌いになるほど〇〇ちゃんを好きになってしまった」
圧倒的に後者のほうが胸に付き刺さりますよね!
この本では、文章の中に高低差(ギャップ)があればあるほど、人の感情を揺り動かすと書いています。
この法則は、有名なキャッチコピーでも使われています。代表例がこちら。
話さなくてもわかる。話せばもっとわかる。家族だからね。by(味の素)
がんばる人の、がんばらない時間。by(ドトール)
反対語を使っているの分かるでしょうか…?
赤裸々に伝える
最後は、赤裸々に伝えること。
とはいっても、「伝えたいことをありのままに伝える」のとはちょっと違います。
少し大げさに360℃ありのままに伝えるってことです。
例えば、「唇はカサカサになり、飲みこむ唾もなくなるほど、緊張している」といったように。
正直、唇と唾の話はしなくても伝わるわけです。しかし、あえて言うのです。
普段着目しないけれど、自然とそうなっていることをあえて、言葉に盛り込んでしまうのです。
これは、心理学で言えば、「自己開示」に近いですね。
ちなみに、この赤裸々に伝えるという方法は、常日頃、自分の様子を俯瞰して見る事が大切です。
緊張した時、悲しい時、怒っている時、自分はどういう状態か。
それが分からなければ、なかなか言葉として表現できません。
ルールを知っていれば、心を動かす言葉を使えるようになる
簡単にですが、「伝え方が9割」について紹介しました。
ここにも書いたように、人の心が動く言葉には法則があります。技術ではありません。
ですので、口下手でも文章が苦手な人でも習得することができます。
「伝え方が9割」では、ここに書いた以外にも、参考になる「伝え方のルール」が満載!
ぜひ、口下手、文章書くのが苦手という方にはおすすめです!
本日紹介した「伝え方が9割」はこちら!
俵谷 龍佑
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