【書評】~成功のカギは毎日着実に一歩を踏み出すこと〜ゼローなにもない自分に小さなイチを足していく:堀江貴文 著

書評
この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

俵谷 龍佑です。

旅行の移動中、暇になるだろうということで何か本でも買おうと思い、手にしたのがこの「ゼロ」だ。

前々から気になったいた本だったので、読んでみた。

この書籍を読んで思ったことは、ホリエモンはこの書籍で一貫して、未来ばかりに目を向けないこと、今存在している課題や仕事に没頭しようと伝えていることだ。

確かに、先に目を向けて計画を立てても、地震や洪水といった天災が起きたら計画がおじゃんになる。そうなった時に動けなくなってしまう。だからこそ、現在に照準を合わせて、見るべきだと私も思う。今回は、この書籍で心にささった箇所をいくつかピックアップして紹介しよう。

ゼロの自分にイチを足す

自信や信頼は、自分や他人の信頼の積み重ねにより、増えていく。計画ばかり立てているより、目の前のことで小さな成功体験を積み重ねることの方が重要だ。

もしかしたら、みすみす成長できるチャンスを逃しているかもしれない。日々、考えるだけでなくチャレンジをしてこそ、成長できる。

 

小さな成功体験を積み重ねる

上の話につながってくるのだが、小さな成功体験を積み重ねると、だんだん自分に自信が出てくるという話。

ホリエモン自身も以前はプログラマーとして活躍していた華々しい経歴があるが、最初からできたわけではない。学生の頃にできるかわからないけれど、大きい開発プロジェクトを引き受けて、叩き上げで自分を成長させたからだ。その成功体験をきっかけに自信を持てて、次々といろいろな仕事を引き受けるようになった。

成功体験を積み重ねるには、毎回挑戦という苦痛を伴う決断がある。思い切って決断をし、挑戦をしてしまうことが大切。例え失敗したとしても、それは「失敗事例」として自分の中に蓄積するのだから。

スポンサーリンク

ホリエモンも書籍の中で過去の逮捕、離婚について今はネガティブに考えていない。次に失敗しない時の判断材料としてとらえているのだ。

 

ノリを軽くして、チャンスをつかむ

「挑戦をする」という決断は苦痛だ。

なぜなら、全く未知のものに飛び込む、つまり今と違う環境や状態になる可能性があるから不安でたまらなくなるから。コツは、ノリを軽くすること。感情で考えず、瞬発的に手をあげてしまう。反射的に決断をする。

これは他の経営者も行っていることで、メニューを決めるのに数秒で決めるとか、同じ服を何十着も買うなど。とにかくノリを軽くすることが大切だ。

 

未来、過去ではなく「今、現在」

前にも書いたものと重複するが、未来はわからないし、過去を振り返っても変えることはできない。

大切なのは今、現在である。未来をみても過去をみても、現在で行動、挑戦をして変わっていなかければ、何も変わらないのだ。

近年は、「将来のビジョンを立てよう」、「将来やりたいことを見つけよう」という書籍がたくさん出ている。もちろんやりたいことを見つけるのも大切だし、将来設計をある程度考えるのは大切だ。

だが、考えているだけで今、現在で行動をしなければ、その将来描いているものにたどり着くことはできない。また、将来設計を立てても、予測しない出来事が発生して崩れるかもしれない。

未来は分からないとドンと構え、「今、現在」に没頭することが大切だ。今は二度と戻ってこない。

 

まとめ

この本を読んで。拝金主義的、論理思考というイメージのあったホリエモンだったが、くつがえった。ホリエモンの人間くささがうかがえる一冊であった。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

The following two tabs change content below.
俵谷 龍佑

俵谷 龍佑

京都が好きすぎて移住|25歳で独立|未経験でライターに|顧客課題を共に考える|採用・地方創生とBtoB向けSEOが専門領域|気合いではなく仕組みで解決|トラベルライター|ADHDグレーゾーン|自分らしく働ける人を増やす|大衆食堂と町中華|新しい働き方LAB 京都コミュマネ|ハフコミュ 2期|信楽たぬき|