Web集客の専門家、俵谷 龍佑(@tawarayaryusuke)です。
最近、映画を見るのにハマっております。
一つは、自分がamazonプライム会員なクセに一切特典を使っていないということと、もう一つは英語の勉強のため。
最近は頑張って仕事を早く終わらせて、家でPCでゆっくり映画を見る時間を作るようにしています。
この映画は昨日観たのですが、衝撃的な映画だったなぁ・・・。
大手検索エンジン企業が作ったAIが主人公
舞台は、Googleをモデルにした(おそらくそうでしょう)ブルーブックという最大手の検索エンジン会社が秘密裏に行うAI開発の研究所。
ある社員(以下ケイレブ)が抽選に運良く当たり、AIを開発している研究所に招待されます。
そこには、AI研究責任者でかつブルーブック社長(以下ネイサン)の姿が。
そこで、呼ばれた趣旨について説明をされます。その内容は「AIが合格基準に満たしているか、あるテストを行って欲しい」というもの。
そして、主人公はいざAI(以下エヴァ)と対面を果たします。テスト期間は7日間。
AIと人間の騙し合い
この映画はテストの7日間を描いたものです。全て論理戦。
ある機械が知的かどうか(人工知能であるかどうか)を判定するためのテストである「チューリング・テスト」がこのストーリーのメインの話なので、内容はかなり複雑かも。
難解で理解が追いつかないところもあったので、もう一度見たいですね。(また違った角度で見られそう)
中盤になると、エヴァ vsケイレブvsネイサンという複雑な構図になっていきます。後半は急展開で本当に目が離せませんでした。
基本、僕は映画を見る時、前提知識を入れないので、アクションシーンとか、人が大量に死ぬものかと思っていました。
R15と書いてあったので、余計にそう思ってしまいましたが、エロもグロもほとんどないので安心しましたw
スタイリッシュだけど、何ともいえない恐怖と違和感が体中を駆けめぐる作品
この作品、一応SFなんですが、SFにしては新しいタイプの作品。
とにかく、おしゃれで洗練されているのです。
<※予告編のキャプチャ>
会話の随所に芸術、哲学という話が出てきて、とても粋です。
しかし、この綺麗すぎるビジュアルが現実的にも非現実的にも感じさせる不安定さ不明瞭さを上手く作り出していて、とても恐怖心と違和感を生じさせる仕上がりになっています。
ある意味ホラーかもしれませんね、心理的な意味での。
人間にしか作り出せない価値とは?
AIが人間の仕事を奪う、というニュースは度々目にしますよね。
僕は、この映画で「人間にしか作り出せない価値とは?」について改めて考えさせられました。
途中、主人公は人間そっくりのAIに囲まれて気が動転し、カミソリで自分の手を切りつけて血が出ることを確認します。
ここが、まさに「自分は一体何者なのか?」「価値があるのか?」を問いているシーンだと思います。
この先、AIが人間の知能を勝る瞬間、「技術的特異点(シンギュラリティ)」が訪れた時、人間はAIにどう立ち向かっていけば良いのか?まさに我々がこれから直面する問題を提起している作品ですね。
ここには、その解答は示されていませんが、僕個人としては、人間にしか作り出せない価値は、残念ながらAIなしには作り出せないのでは、と思っています。
というのも、すでに人間は機械に支配されているから。
スマホしかりパソコンしかり。
今までと同じように、分離して考えるのではなく、AIと共存していくのが現実的なところかなあと予想しました。
AIが普及し常識になるのはもう時間の問題。
あとは、どう共存していくかを考えないといけませんね。
ネイサン(ブルーブック社長)が何気なく話した一言が僕の中では非常に印象的だったので、最後にこれを紹介して終わりにしたいと思います。
「いつかAIは人間を原始人のようにみなすだろう。野蛮な言葉や道具を使う直立した猿はやがて絶滅する」
あなたはどう思いますか?
この先が気になる!という方は本編をどうぞ!(予告編もあります)
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俵谷 龍佑
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