ケチな人にこそ「投資家がお金よりも大切にしていること」を読んでもらいたい

書評
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Web集客の専門家、俵谷 龍佑(@tawarayaryusuke)です。

少し前に購入したこの本が面白かったので、感想をシェアします。

日本人は世界でも有数な「ケチ大国」である

みなさん、寄付ってどうしてますか??

寄付を頻繁にするっていう人はごく少数なんじゃないでしょうか?

ちなみに、僕はケチで、恥ずかしながら寄付をしたことがないです。(本読んで考えを改めました)

実は、日本は寄付という観点で言えば、かなりケチです。

2016年版の「世界寄付指数」によれば、1位が「ミャンマー」、2位が「アメリカ」、そして「オーストラリア」、「ニュージランド」と続き、

気になる日本は・・・なんと114位です。

2014年はまだ90番台でしたが、大きくランクダウンしてついに100位に突入してしまいました。

あれだけ、おもてなしの国といわれているのに、こういう調査で日本人の本音が表れていますね。

なんで、こういう結果になってしまっているかというと、この本でも書いている通り、

人にお金を預けるのに恐怖感がある、つまりお金を手元に置いておきたいと考える傾向にあるんですね。

今では、眠っている個人資産が1600兆円あるといわれていて、国も苦慮しています。

苦肉の策として、国は「マイナンバー制度」を運用開始しましたが、まあ上手くいってませんね。。

貧しいことは「正義」ではない

「汗水働くことが美徳である」
「お金を稼ぐことには汚い事が伴う」
「汚いことをするくらいなら、貧しい方が正義だ」

日本人にはこういった考えが潜在的にあると、この本では繰り返し述べられていました。

僕もその通りだと思います。

僕は、独立してある程度、世間一般の常識から逸脱しているつもりでしたが、

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この本を読んで、「自分も心の何処かでそう思っていたかも」と世代をまたいで連綿と受け継いだ間違った常識を持っていることに気が付きました。

汚いことで、誰も笑顔にならないことでお金をもらうことはダメですが、貧しいことまた正義にならないのです。

日本が資本主義国家である以上、お金がないと満足に生きていけませんからね。

お金の使い方一つで日本経済は変わる

この本で最も重要だなと僕が思ったのがここ。

投資というと、ほとんどの人が「お金を出してお金を得ること」だと思っているふしがありますが、それは投資というものの、ほんのひとつの側面にすぎない。
じつは「お金」ですら、投資にとっての必須条件ではないのです。

では、投資とはいったいなんでしょうか?
私は「投資とは、いまこの瞬間にエネルギーを投入して、未来からのお返しをいただくこと」だと考えています。

本当にそうだなと思いました。

投資をするのが、「自分のためだけ」と限局的であれば、それはものすごい狭い世界で物事が進んでしまいます。

結局、投資をする上での最も重要な考え方は、「良い社会を作る」なんですね。

そして、それはお金じゃなく時間かもしれないし、また血液や臓器提供かもしれません。

「誰かのため、世間のため」だからこそ、正しい投資が成り立つんです。

まとめ

この本を読んで、たとえ自分というちっぽけな存在であっても、正しくお金を使い、投資することで世の中は良い方向に変わっていくんだなと、

閉塞感のある未来への希望みたいなものを見ることが出来ましたね。

貯金ばかりしているドケチな自分も、この本を読み終わっていろいろなものに早速投資したくなりました。

この本には、投資の技術的な話は残念ながら書いてませんが、投資の原理原則的な部分は十分に理解できる一冊。

投資をこれから始める人も、全く興味ない人も、おすすめの一冊です。

今日、紹介した書籍はこちら

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俵谷 龍佑

俵谷 龍佑

京都が好きすぎて移住|25歳で独立|未経験でライターに|顧客課題を共に考える|採用・地方創生とBtoB向けSEOが専門領域|気合いではなく仕組みで解決|トラベルライター|ADHDグレーゾーン|自分らしく働ける人を増やす|大衆食堂と町中華|新しい働き方LAB 京都コミュマネ|ハフコミュ 2期|信楽たぬき|