Web集客の専門家、俵谷 龍佑(@tawarayaryusuke)です。
以前、堀江貴文氏がおすすめしていたこの本が気になっていたので、早速買ってみました。
物語風だったので、読み始めはちょっと抵抗がありましたが、少し読み進めていくと妙な魅力に引き込まれていきました。
承認欲求や劣等感、トラウマなど哲学チックな面白い話が出てきたのでスイスイと読めてしまいました。
僕が面白いと思った部分を抜粋して、紹介したいと思います!
「嫌われたくない」から脱却すると自分らしく生きられる
以前の僕は人の視線ばかり気にしていました。
とにかく「嫌われたくない」という感情が強い人間でした。
周囲の人は大して気にしてないのに勝手にビクビク気にして、僕の思うとおりにやりたいことができない状態になっていました。
このブログで何度も書いている通り、独立する前から「ドラムを叩くことで生計を立てたい」「音楽やマーケティングなど、好きなことだけで生計を立てていきたい」と思っていたものの「できっこない」または「失敗して笑われるだろう」と勝手にうまくいかないと思い込んで胸の奥底にしまいこんでいました。
その当時の選択は、自分自身で主体的に選んでいるものだと思っていましたが、結局は他人に嫌われたくないからそういう選択をとっていたのだと、この本を読んで気付かされました。
「技術はへたくそだけどドラマーを目指す」「自分の障害(ADD)を公表する」も他人に嫌われたくないから、ひた隠しにしてきました。
しかし僕は、自分らしくあるために、人の目を気にせずに行動すると決断したら、すっと肩の荷が下りました。
自分は自分、他人は他人
こう書くと非常に冷たい印象がありますが、「嫌われる勇気」では「他と区別はしつつも共存することが大切」と書かれていました。
つまり、自分にしか解決できない問題は他に介入させてはならないし、反対に他人にしか解決できないような問題にいちいち気をとられていてはキリがないということです。
例えば、友人が激務な職場で体を壊しているのを耳にすれば、つい親切心から「絶対やめたほうがいいって!」と引き止めたくなりますが、あくまで問題はその人のものであり、決めるのは本人なのです。
これが実践できるようになれば、今まで他に分散してしまっていたエネルギーを、自分がしなければならないこと、したいことに集中させることができます。
人は不自由を感じても「このままの自分」でいるのが楽だと感じる生き物
「嫌われる勇気」では、「雑用しかさせてもらえないから仕事やめたい」「給与が安いから転職したい」と強い不自由さを感じていても、維持するのが楽だから「このままの自分」を選択してしまうというようなことが書いてありました。
会社を辞めてやる!と声高に叫んでいる人ほど、なかなか辞めないのと同じで、なかなか新しい流れを人は歓迎しないのです。
しかし、現在から少しずつありかた・生き方を変えていこうという勇気・覚悟さえあれば、現在の不自由な状態から脱却することができます。
まとめ
「嫌われる勇気」は、人が無意識下で考えていたことをえぐるような内容が多く、もしかしたら反発したくなるかもしれません。
かなり言い口が厳しいため、グサっとひびくかもしれないが、目からウロコの情報がたくさんであることは間違いなので、一読の価値はアリですよ!
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俵谷 龍佑
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