起業したい人必読!起業のリアルな大変さが分かる本「人生の勝算」

書評
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Web集客の専門家、俵谷 龍佑(@tawarayaryusuke)です。

以前、キンコン西野氏のブログに取り上げられていて、ちょっと気になっていました。

そして、ついにAmazonでポチッと購入。

読了したので感想をば書いていきたいと思います。

成功談や美談だけで終わっていないのがこの書籍の良いところ

これは、ビジネス書というよりは、筆者のSHOWROOMの前田氏の創業ストーリーが描かれている書籍といった方が正しいかもしれません。

一般的に、創業について語られることは、聞こえが良いことばかりなケースが多いですが、それにとどまらず、プロセスで大変だったこともしっかりとエピソード交えて書いているところが印象的でした。

例えば、前田氏が投資銀行に入社した時のお客さんに朝までどんちゃん騒ぎに付き合って結果を出した、やSHOWROOM初期にバグが発生し、配信が大失敗したことなどなど。

こと細かに、こういう失敗があって今があると語られているところは、今これだけスゴイ人でも、失敗を積み重ねているんだと思えますよね。

この書籍で語られていた、起業で成功するために必要なポイント

具体的に、この書籍では起業で成功するポイントとして語られているわけではありませんが、僕のフリーランスの経験とこの書籍を照らし合わせて、ここは重要だと思った箇所があったので、それをピックアップしてご紹介します。

成功する確率の高い仮説を立てる

「人生の勝算」では、成功するために頑張るだけだと、ただがむしゃらに行動してしまい疲弊してしまうから、その前に成功する確率の高い仮説を立てることが大切だと書かれていました。

モチベーションが高まらない人の多くは、見極めは甘い。自分という大きな航海に出ているのに、方角を示すコンパスを持っていない。自分の進むべき道を定めていないから、途中でどこに向かっているのかわからなくなり、広い海の上で途方にくれます。そうなったら、一旦陸に戻ってでも、自分自身のコンパスを得るのが、結局遠回りに見えてベストだと思います。<人生の勝算より>

これ、本質で分かっているつもりなのに上手く言語化出来ているなと思いました。

確かに、踏み出すことばかりを世間は教えるが、仮説を立てることを日本人は日常的に行わないから、なかなかここを意識している人はいないですよね。僕もギクッとしました…。

当たり前のことを圧倒的なエネルギーでやり続ける

これも、耳にタコができるほど聴くフレーズなのに、改めて言葉として見るとハッとさせられますよね。

しかし、実はどの分野でも、基本中の基本をやり続けている人は、意外と多くない。何か特別なことをする必要はなく、当たり前を徹底的に殺り続けるだけで、他の人とは圧倒的な差がつくんだと、このときに知りました。<人生の勝算より>

長年続けるほど、当たり前のことはおざなりになりやすい。自戒を込めたいと思います。。

進む方向を決める

起業・独立をしていると、指針を立てるのは自分自身。

会社員の時と違って、孤独に自分自身との戦いになります。そのため、周囲に流されやすくなります。

進む方向を決めていなければ、周りに羨望する、流される、誘惑されるということになり、結局フラフラと何をやっていいのか分からなくなるというのは僕も同意ですね。

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幸福の価値観は人それぞれですから、どちらが上も下もありません。最も不幸なことは、価値観という自分の船の指針、コンパスを持っていないということ。そして、持たぬが故に、隣の芝生が青く見えてしまうことです。<人生の勝算より>

まとめ

全体的には面白かったですが、前田氏の経歴が華麗かつ有能すぎて、すんなりこなせているという感じが少しちらつくのが気になりました。

もっと、大失敗エピソードが書かれていると共感できる度合いが上がる気がする!

ビジネスノウハウを得たいという方には不向きですが、起業や独立をするとは何たるか?本質的にどういうマインドが必要か?ということを知りたい人には有用な書籍だと思いますね!

さらに詳しく知りたい方は、下記よりどうぞ!

今日紹介した書籍「人生の勝算」

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俵谷 龍佑

俵谷 龍佑

京都が好きすぎて移住|25歳で独立|未経験でライターに|顧客課題を共に考える|採用・地方創生とBtoB向けSEOが専門領域|気合いではなく仕組みで解決|トラベルライター|ADHDグレーゾーン|自分らしく働ける人を増やす|大衆食堂と町中華|新しい働き方LAB 京都コミュマネ|ハフコミュ 2期|信楽たぬき|