音楽してても文章書いてても、ちょっと面白い挑戦してみたいなんて思うことがあります。
しかし、斬新な取り組みは成功すれば良いですが、時として人の心を傷つけるかもしれません。
面白い取り組みで成功した例って?
斬新な取り組みで成功した最近の例だと、以下のようなものですね。
押し家紋ロッカー
ローカル的なところでいくと、「推し家紋ロッカー」ですね。
古戦場で有名な関ヶ原では、自分の好きな武将の家紋がついたロッカーを使える「推し家紋ロッカー」を実施。これが評判に。
Twitterでも名案となかなかの好評になりました。
観光地だとロッカーだけで1000円位かかるところもありますが、ここのロッカーは1回300円!安いですね!
歴女や武将マニアにはたまらないですね!
そこらじゅうに旗立ってたり家紋入りのロッカーがあったりだとかその辺の物だけでもテンション上がりっぱなしだった関ヶ原…
遠出する予定じゃなかったのに凄くアクティブに遊んできましたとも(めちゃくちゃ歩いた) pic.twitter.com/FG0VgCPYwH— さかなかん (@picotto124) 2016年4月30日
関ケ原のコインロッカー安すぎでしょ…1番大きいのも300円で推し家紋ロッカー使えるとか最高でしょ…… pic.twitter.com/zEt74QUMIo
— ナユヲチャン (@xxxmilkxxx) 2016年5月1日
変なホテル
観光名所でいえば、ハウステンボスにある「変なホテル」が良い例ですね。
このホテルはフロントやチェックイン、手荷物を運ぶポーターなど全てがロボットが行う全自動ホテルです。
ハウステンボスってちょっと前まで赤字で経営状態は決して良くなかったのですが、この変なホテルや他の斬新な取り組みの効果もあり、V字回復。
2017年3月頃には、千葉の舞浜に変なホテルの2号店が開業するなど、順調に規模を拡大しています。
ちなみに、ハウステンボスの再建人はエイチ・アイ・エスの創業者である澤田社長です。
さすがですね。
面白い取り組みに挑戦したが、炎上してしまった例
反対に、斬新な取り組みに挑戦して炎上してしまった例ってどんなものがあるのでしょうか。
最近だと、以下のようなものですかね。
スペースワールド「魚氷漬けリンク」
ちょうど、昨年11月にニュースにもなりましたね。
スペースワールドが「前代未聞のアトラクション」と称してイベントして取り組んだ「魚氷漬けリンク」。
しかし、SNSで批判が相次いで炎上し、やむなく中止になりました。
大阪府「無償でプログラミング教育事業の協力事業者を募集」
これは、斬新というか、「非常識」になると思いますが。。
今、大炎上していますね。
無償だけでなく、よく読み込んでいくと、もしもの時の賠償責任を追わせるとか、経費まで事業者負担だとか。なかなか鬼畜です。。
この2つには一体どんな差があるのか?
いったいどんな差があるのかといえば、やはり「人を楽しませているかどうか」というところだと思います。
辛かったり、悲しくなったり、不快になったりする方向に人の心を動かしても、そこに価値は無いと思うんですよね。
憎悪とか批判とか悪口とかそういうものが飛び出てしまうから。
スペースワールドの「氷漬けリンク」も、さっぽろ雪まつり「魚氷」と比較されて擁護する声もありました。
企画としては僕はとても面白いものだと思いましたが、やはりそのイベントが実際に開催されてどうなるかというところまで頭が回ってなかったのかなと思っています。
「魚が氷漬けになったスケートリンクの上で滑る」のと、「氷漬けの魚を鑑賞する」では、やっぱり抱く印象って違うんですよね。生まれる感情も真逆のものだと思います。
人を楽しませる、喜ばせる方向に心を動かすことを大切にしていきたい
最近は、ゴシップ合戦がひどいですよね。
あれも、けっして人を楽しませる方向ではなく、蔑んだり、批判したり、そんな感情しか生まれないですよね。
僕は、とてもエンタメとはいえないと思うし、あれを報道だなんて呼びたくない。
ただ、強い刺激で視聴率や購買数を上げているに過ぎない。
本当に価値があるのはそんなものかといえば、やっぱり違って「人が喜ぶ」「人が楽しくなる」というシンプルな本質の部分にあると思います。
2016年は特にそういう、DeNAの問題然り、芸能人のゴシップしかり、ドロドロした部分で多くの人が辟易し、もうそういった報道には限界があることがわかった年でした。
2017年は、もっと多くの人が楽しくなる、嬉しくなる取り組みだったり、報道にあふれると良いですね。
俵谷 龍佑
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