僕が、ADDの症状を改善するのに実際に効果のあった手段を紹介していく連載記事です。
※もちろん、人によっては個人差があるのでご了承ください。
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つい忘れてしまうのは、頭に同じ重要度のものが同居しているから
僕はしょっちゅう、うっかり忘れやうっかりミスをしてしまいます。
会社で勤めている時は、しゅっちゅうでした。
今では、なんで僕がうっかり物事を忘れてしまうのか分かります。
それは、頭の中に同じ重要度のものがいくつもあるからです。
例えば、「郵送する書類をカバンに入れる」「コンロの火が消えているか確認する」「暖房を消したか確認する」と、やらないといけないことがあった場合、どれも重要ですね。
このように頭の中に同じくらい重要なものがあった場合、どれかに気を取られてどれかを忘れてしまう、ということが起きてしまうのです。
メモをすることよりも、頭の中を整理することが重要
以前、どうしても重要なことは付箋にメモをするという記事を書きましたが、根本、頭の中に他にも重要なことがあると、メモを見返すということすらも忘れてしまうんですよね。
実は、メモをすることよりも常日頃、頭の中を整理する習慣を作ることの方が重要です。
頭の中がごちゃごちゃしている状態はどういうことかといえば・・・
「あー、あれをしてその後あれをして、そしてあれをすればいいんだな」と行動の手順を常に考えている状態のこと。
この状態だと、何か急な仕事や出来事が入った場合、考えていたことが全部吹っ飛んでしまうのです。
これだと、メモをしていても意味がないのです。
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予定帳や日記に、やること・考えなどを書き込む習慣を作る
この頭の中を整理するのに使えるのが、スケジュール帳です。
過去記事にも書きましたが、スケジュール帳に綿密に予定を書き込んでいくことで、他の事柄に意識がブレにくくなり、うっかり忘れやミスを防げます。
また、每日書くことで頭の中が自然に散らかりにくくなり、常に整然とした状態に保つことができます。
スケジュール帳以外に僕が実践しているのが「日記」です。
日記は、日々の言葉にならないモヤモヤを言葉にして、問題や不安を具体化するのに役立ちます。まとめると・・・
- 具体的なタスク・やること・・・スケジュール帳
- 漠然とした不安や問題・・・日記
となります。
まとめ
メモや携帯のリマインダーという方法で忘れっぽさを防ごうとしてしまいますが、そもそも頭の中が散らかっていたら、その方法は有効に働かないんですよね。
まずは、頭の中を常に整理整頓する習慣が大切です。
スケジュール帳や日記といった日常的な作業でも、頭は整理することができます。
ぜひ、参考にどうぞ。
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俵谷 龍佑
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