俵谷龍佑(@tawaraya1222)です。
まだまだ、発達障害に対する認知度は低いということを最近ひしひしと感じ、ブログで改めて「発達障害って具体的にどういう症状があるの?」ということを連載形式で解説していこうと思います。
ここでは、主に僕の症状であるADHD(もしかしたらASDも混在しているかも)をお届けします。
ADHDって?
ADHDとは、Attention-Deficit Hyperactivity Disorderの頭文字4つをとった言葉で、「注意欠陥多動性障害」のことを指します。
症状としては、「ケアレスミスが多い」「落ち着きがない」「集中力が続かない」「思ったことを口にすぐに出してしまう」といったものが代表的です。
詳しくはこちら↓
他のことに意識が自動的に「スイッチング」する
注意散漫は、ADHDの典型的な症状ですが、とにかく意識があっちゃこっちゃ飛びます。
しかも、これは自分の意識しないところで自動的にスイッチングするのでやっかいです。
ぶっちゃけますが、仕事の集中力も人一倍低いです。
おそらく、完全に集中できるのは30分くらいで、大体業務中にSNSやメール返信とか他のタスクにスイッチングしています。
頭の中ではどういう状況になっているかというと・・・
↓
仕事についていろいろ思索する
↓
考えている最中に「池袋」というキーワードが頭に浮かぶとする
↓
池袋からいろいろ連想し始める(自動的に)(例:ウエストゲートパーク、いけふくろう、ラーメン屋さん、湘南新宿ライン、埼玉等)
例えば、家で仕事をしている時に「池袋ウエストゲートパーク」を思い浮かべてしまったばかりに、「ウエストゲートパークを観たい」という衝動を抑えられず、YouTubeでみてしまうという愚行に走ってしまいます。
まあ、こんな感じで頭の中はいつもごちゃごちゃ散然としているわけです。
「注意散漫」は裏を返すと、”マルチタスク脳”
注意散漫は、集中してないといけない状況の時には本当に苦労するクセです。
しかし、これは裏を返せば、同時に複数のことを進められる「マルチタスク脳」とも言えます。
そもそも、一般的な人は同時に複数のことを集中してこなすことはできません。
まだまだ、僕もマルチタスクの修行中ですが、仕事をしながらメールを返したり、細かいタスクを処理したり、電話をかけたりと、集中できない時間に他のことをすることで、効率化をしています。
注意散漫と上手く付き合うコツ
僕は、注意散漫という問題は、今でも悩まされていますが、工夫によって少しラクになりました。
参考になるか分かりませんが、一応紹介しようと思います。
仕事を細分化する
2〜3時間かかる仕事は、いっぺんにやろうとすると集中が続かず非効率になります。
そのため、2〜3日に分けて、例えば1日30分みたいな感じにしてこなしていきます。
追い込まれると、余計に集中力が削がれるので、これは個人的に有効な方法だと思っています。
必要な睡眠時間は絶対に確保する
これは、僕の体感ですが、注意散漫は睡眠不足だと顕著に出ると思っています。
ただでさえ、ADHD、発達障害の方は睡眠障害になりやすいので、睡眠時間は絶対に確保しておいた方が良いです。
今は、たとえ部屋が汚くても、自炊できなくても、趣味できなくても、風呂入れなくても、7時間半は睡眠時間を確保すると決めています。
7時間半を下回ると、仕事が崩れて、日常生活が崩れて、メンタルの調子が悪くなるからです。
注意散漫と、好奇心は実は表裏一体
確かに、集中できた方が良いんですが、「注意散漫」の傾向って「好奇心」と密接に関係があるのではと最近思っています。
自分が集中する対象よりも、外にいろいろと面白いと思うことがあるから気が散るわけで、つまり「好奇心旺盛で面白がり屋」ということになります。
よく、ADHDは「子供みたいに純粋な人が多い」と言われるのは、ここから来ているかと思います。
次回は・・・
発達障害の典型的症状、「あいまいなコミュニケーションが苦手」についてお話しします!
俵谷 龍佑
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