独立から4年経ったので、フリーランスの生存戦略について改めて考えてみた

フリーランス戦略
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俵谷龍佑(@tawaraya1222)です。

フリーランスになって、ついに丸4年が経ちました。

あっという間だったような、長かったような、ひとまずなんとか食えています。

大した稼ぎはないが、ひとまずフリーランスという大海原で生きていく術はそれなりに身につけたので、まとめて大公開したいと思います。

これから、独立を目指される方、フリーランスになる方にはひょっとしたら参考になるかもしれません。

生存に必要な具体的なノウハウは世に出尽くしているので、生き残るために大事な考え方とかマインドを中心に書いていこうと思います。

「収入を上げる」ことよりも、「生き残り続ける」ことの方が大切

よくフリーランスや起業家というと、収入を上げてなんぼというイメージを持たれるかもしれません。

確かに、食っていくのに最低限の収入は必要です。

一人暮らしなら20万円程度、子供を養うなら共働きで最低40万円はほしいところです。

ただ、フリーランスで収入を上げ続けるって実はウルトラC級に難しいことです。

収入を上げ続けられている人のほとんどは、

・本当に好きなことが仕事になっていて、24時間仕事をしていても飽きない
・稼ぐのが好きでたまらない

これのどちらかだと思います。

8割はこれに該当しないと思うので、まず収入を上げ続けるのは至難の業です。

大切なのは、「生き残り続ける」ことです。

健康的に生活をする、自分の心や身を削って嫌な仕事をしないとか、そういう当たり前のことを大切にして、収入は二の次。

僕はこのやり方でフリーランス生活を4年送ることができました。

もちろん、時には嫌でもやらないといけない仕事もありますが、フリーランスで仕事も自由に選べるのに、選ばず食べ物も適当で不摂生な生活をして体を壊してしまえば身も蓋もないので、ここは大切にしたいところです。

好奇心を広げよう

フリーランスになると、本業以外にもやらなければならないことがたくさんあります。

僕は本業がライターですが、それ以外にも収支計算、営業活動、打ち合わせなど、他にもやるべきことがあります。

これを楽しんでできるかどうかが分かれ目だと思います。

僕は幸いにも、なんでも興味を持てるので、全部楽しんでやっていますが、好奇心の幅が狭いと、辛いことが増えてしまうだけになるかもしれません。

「やりたくないこと、苦手なことは外注して自分の時間を増やそう」みたいな考え方がありますが、独立したての時はコストをかけるのはリスクなので、あまりおすすめしません。

好奇心の幅が広ければ、そもそも外注する必要もないですし、それぞれの作業を自分が理解できているので、いざ外注する時にも非常にスムーズに行えます。

また、フリーランスは待っていても成長機会が訪れません。

自分で成長機会を作る必要があります。

成長機会は、新しい世界に一歩踏み入れることで訪れます。

好奇心旺盛でチャレンジが好きでないと、成長機会が少なく、フリーランスを3、4年続けたときに必ず壁にぶち当たります。

ブランディングは後回し。とにかく「スキル」をつけろ

若手のフリーランスに多いのですが、自分をよく見せて(ブランディング)仕事が来るのも待つ。

確かに、そうやって仕事を獲る方法もありますが、それで成功するのは一握りです。

それでうまく言っている人は、そもそも会社員で優秀な実績があるか、フリーランスですでに実績を持っています。

会社員で活躍したキャリアをフリーランスでそのまま転用するというのであれば、それで良いかもしれませんが、実績ゼロから進むのであれば、ブランディングなんて小手先のテクニックを追わず、スキルと実績をとにかく積み上げましょう。

僕は過去に「ホラを吹くことは大切」と書いたことがありましたが、これはあくまで実績があった上での話。

新しいことに挑戦したいなら、「ホラ」を吹いた方がどんどん成長できるよ
4月から新しい趣味にチャレンジしたい、新しい仕事をしたい、独立したい、なんていう人は多いと思います。 年度初めですし。 僕は、2年前に会社をやめて独立するようになってから、常に意識していることが「ホラを吹く」ことです。 ホラを吹くという表現...

僕が許容するホラは、「50点の実績を70点に見せる」くらいであって、「0点の実績を50点にする」といった、詐欺的なものは完全にアウトです。

ブランディングに振り切りすぎると、見え方と実績の間にギャップが生まれ、信頼を落としやすいです。

スキルの先は「人徳」が必要

長くフリーランスを続けると、同じようなスキルを持った人と数多く出会うようになります。

価格設定とかジャンルに特化するとか、いろいろな戦略があるけれど、結局「人徳」に集約されると思っています。

人徳は、「ポリシー」「生き方」「人に対する思いやり」といったものを含んだものと解釈しています。

たとえスキルがあっても、人徳がなければ良い仕事は回ってきません。

紹介で回ってくる仕事のほとんどは、良い仕事が多いです。

紹介しているその人も紹介したなりの責任もあるし、紹介される人(依頼者と受ける自分)もやり遂げる責任があるので、総じて良い結果になることが多いです。(もちろんそうならないこともありますが)

「良質な情報を掴みとる力」をつけよう

フリーランスにとって大切なのは情報です。

なにせ、上司や部下がいないので、丁寧にアドバイスをしてくれる人もいないし、自分のためを思って怒ってくれる人もいません。

自分で良質な情報を見つけ出し、仕事に活かします。

良い情報を持っているだけで得をすることもあるし、近道できることもあります。

良質な情報を手に入れるには、ITリテラシーは切っても切り離せない存在です。

ITに苦手意識がある人は、なんとか頑張ってインターネットを上手に活用する方法を身につけるしかありません。

ITリテラシーがあるだけで、騙される確率もぐんと下がるし、得をすることも増えます。

まとめ

どれもこれも、手垢のついた当たり前のことばかりで、つまらなかったと思いますが、真新しいことなんて、やっぱり何一つない。

むしろ、フリーランスの生存戦略として、真新しい最もらしい横文字だらけのことを言っている方がよっぽどうさんくさいと思う。

ただただ、黙々と当たり前のことを積み上げることが重要です。

最後に、僕がフリーランスで役に立った書籍をちょろっと紹介。

 

独立してすぐに読んだ本。仕事のとり方、稼ぎ方など参考になります。(書評はこちら

僕も定期的にブログを読ませてもらっている「EX-IT」を運営されている井ノ上さんの本。

具体的なノウハウ満載。特にマネタイズの話が参考になります。(書評はこちら

これは、最近読んだ本。

どちらかというと、フリーランス3年目くらいの人におすすめの本。

結構、高度でブランディングとも通ずる。

売れている人のカラクリを生々しく書いています。(書評はこちら

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俵谷 龍佑

俵谷 龍佑

京都が好きすぎて移住|25歳で独立|未経験でライターに|顧客課題を共に考える|採用・地方創生とBtoB向けSEOが専門領域|気合いではなく仕組みで解決|トラベルライター|ADHDグレーゾーン|自分らしく働ける人を増やす|大衆食堂と町中華|新しい働き方LAB 京都コミュマネ|ハフコミュ 2期|信楽たぬき|