俵谷 龍佑(@tawarayaryusuke)です。
少し期間が空いてしまいましたが、
の後編を書いていこうかなと思います。前回は、独立3年目のスランプあたりまでお話ししました。
後編ではスランプを切り抜け、その後どのようにして、名の知れた大手企業の案件を獲得したかまでに至るプロセスを書こうと思います。
スランプを抜けるためには、「チャレンジ」するしかない
独立して3年目。ほどよくスキルをついてきて、なんとかうまい形に立ち回りができるのがちょうどこの頃。
スランプに陥りました。売上もさほど上がらずに横ばい。
自分がライティングしたものが納得できない状況が続きました。
スランプというメカニズムについては過去記事でも触れたのですが、
成長の前触れなわけですね。自分の成長に対してスキルが追いついていないから、納得がいかない、これがスランプの正体です。
こういうときは、とにかくいろいろなことにチャレンジしていくしかありません。
例えば、今までとは毛色の違う仕事をやってみる。
僕だと、ライター講座を開催してみたり、またWordPressでホームページ制作の仕事をしてみたり。
このように、今までとは違う視点で物事を見ることで、新たな発見やヒントが得られ、徐々にスランプから脱することができました。
自分のことを正確に理解し続け、正確にアピールし続ける。一発逆転はない。
じゃあ、具体的にどのようにして、大きな案件を獲得していったのか。
ぶっちゃけ、僕は遅咲きの方だと思っています。
本当に最近までは、同年代の平均年収よりも全然下の収入でしたし、いわゆる華やかな成功をしているわけではありませんでした。
ただ、そんなころからも欠かさずやっていたことがあります。
それが、自分の「仕事・タスクの徹底管理」と「営業活動」です。
仕事・タスクの徹底管理
「仕事・タスクの徹底管理」を語るだけでも、一日かかってしまうくらいになるので、詳しくは話しませんが、かんたんに言えば予実管理です。
それぞれのタスクの完了想定時間を決め、タイマーをセットし、時間通り終わらせられたかどうかを測り、それをエクセルなどのファイルに記載していくというものです。
これを日々行うことで、どの「案件」で、どの種類(取材/SEO)の「記事」で、どの工程(企画案作成/執筆/画像選定)で最も時間がかかっているのかを事細かにチェックすることが可能になります。
つまり……これを参考に、料金表を設計することも、かつ得意分野を把握することもできます。
営業活動
営業活動というと、テレアポをイメージされる方が多いですが、営業っていうのは、いろいろなやり方があります。
SNSで友人が「ライターをさがしています」という投稿に、自分の現在やっていることをコメントすることも営業活動の一つの形だし、どこかのメディアが出している「ライター募集」に申し込むのも一つのあり方です。
僕は、初期の頃から月に10〜30件はこういった活動をしていて、今でもWantedlyやbosyu、conemaなどのビジネスマッチングサービス、案件エージェントにも複数登録していて、常に案件情報に触れられるようにして、気になるものがあったら、アプローチしています。
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結局、一発逆転のテクニックなんてものはなくて、「自分のことを正確に理解し続け、正確にアピールし続ける」、この繰り返しに尽きるんだと思います。
今まで、大手企業の案件も複数やってきましたが、どれもさまざまな経路でお話しをいただきました。
あるときは、「シェアオフィスのつながり」、あるときは「昔つながった知人からの紹介」、そしてあるときは「募集情報に申し込んで採用された」など、どこでどうつながるかなんてわからない、というのが僕の意見です。
営業や案件をこなしていく中で、立ち位置や役割を理解する
僕は5年という時間がかかりましたが、いろいろなジャンル、形式のライティングをしたことによって、自分が求められている役割、強みというのを把握できました。
しかし、それはいろいろな案件に挑戦し、いろいろな人に自分を売り込んでいく過程で見出したことです。
最初から「単価が高い」仕事に的を絞りすぎていたら、おそらく自分の役割を見出すにはもっと時間がかかったと思います。
「好奇心」を絶やさないことが大事
どうやって未経験からプロのコンテンツライターになったか?のプロセスをここまで書いてきましたが、あまり具体的な内容になっていなかったかもしれません。
最後に、じゃあ5年間なにを駆動力にしていたのか、それは間違いなく「好奇心」だったなと思います。
「好奇心」があるから新しいことにチャレンジをしたいし、新しいことを調べたい。「飽くなき好奇心をいつまでも持ち続けること」、これがライターにとってはめちゃくちゃ重要なのではと思います。
補足:僕が書いた記事
一応、どんな記事を書いているのか、下で紹介しておきます!
もし、よろしければ見てみてください。
俵谷 龍佑
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