俵谷龍佑(@tawaraya1222)です。
まだまだ、発達障害に対する認知度は低いということを最近ひしひしと感じ、ブログで改めて「発達障害って具体的にどういう症状があるの?」ということを連載形式で解説していこうと思います。
ここでは、主に僕の症状であるADHD(もしかしたらASDも混在しているかも)をお届けします。
ADHDって?
ADHDとは、Attention-Deficit Hyperactivity Disorderの頭文字4つをとった言葉で、「注意欠陥多動性障害」のことを指します。
症状としては、「ケアレスミスが多い」「落ち着きがない」「集中力が続かない」「思ったことを口にすぐに出してしまう」といったものが代表的です。
詳しくはこちら↓
分かっていても止められない「過集中」
今日は、僕もよくなる「過集中」という症状についてわかりやすーく解説します。
まず、過集中という言葉ですが、読んで字のごとし「過度な集中状態のこと」です。
一般の人にもなりそうな症状ですが、大きな性質の違いは「自分でコントロールできない」ところです。
具体例をあげると、以下のような感じ。
・ネットカフェに1時間くらい居ようと思ったら、20巻ぶっ通しで読んでいて5時間経過
・寝る前に海外ドラマを見る→10話ぶっ通しで観る。気がつけば深夜4時
・誰かと会話しだすと、自分で話を切り上げられず、2〜3時間話し続けてしまう
まあ、誰もが一度は経験したことありそうな内容ばかりですが、大事なことは「コントロールが利かないこと」です。
頭で分かっているのに、一旦集中モードに入ると意志とは関係なく抜けられなくなります。
特に動画を見ている時は止め時が分からず、冷や汗を書きながら消耗しながら観ているようなこともあります。
観たくないけどみるみたいな状態になっているのです。
「過集中」で困ったこと
「同時並行にいろんなことができないこと」です。
一つには没頭できるけど、他のことがおざなりになってしまったり、忘れたりします。
忘れっぽいっていう話はまた次回以降で話をしますが、僕はこの過集中と表裏一体だと思っています。
徹底的な「時間管理」で未然に過集中を防ぐ
正直、過集中になると抜けるまでどうしようもないので、そうならないよう未然に防いでいます。
それが、おはようからお休みまで全てガチガチに時間管理をしてしまうことです。
これをすることで、全てにリミットタイムが設けられるので、過集中状態にならず、適度なところで切り上げられるようになりました。
ただ、時間管理をしていても、今でも「この後の予定なんて知らねー!」となって、集中状態から抜けられないこともままあります。
「過集中」は活かし方次第で武器になる
実は、この過集中という状態は、僕はとても気に入っています。
というのも、やる気スイッチさえ入れることができれば、持続的に”超集中状態”を作れるからです。
いわゆるフロー状態、分かりやすいものだと「ランナーズハイ」が近いです。
これは皆当たり前になるものと思っていたら実はそうでもないことに最近気がつきました。
具体的に、どんな状態・感覚になるかというのを、以下にまとめました。
・雑音・話し声が気にならなくなる(作業しながら、その内容を理解し解釈もできる)
・疲労感が飛ぶ、作業中の疲労はほぼ感じない
・客観的に自分自身を見ている状態になる(俯瞰の目線)
・尿意・眠気が消える
・体が軽くなる
これだけ見たら、完全になんかやばい薬やってない?という状態ですがw
本当に「ハイ状態」になります。
この状態の時に話しかけられても、全く気づかない時もあります。
僕自身は、運動を通して「自発的に過集中を作る」トレーニングをしました。
自転車(ロードバイク)やジョギングを繰り返し行うことで、この過集中状態がより強化されて、比較的自制できるようになった気がします。
個人的にですが、繰り返し行う運動(自転車だと回し続ける、ジョギングだと走り続ける)が集中という状態を作りやすいのかなと解釈しています。
過集中は、比較的強みに転化しやすい症状で、この症状を活かし、クリエイティブ系(ライター、デザイナー、イラストレーター)といった職に就く方も多いようです。
次回は・・・
ADHDの典型的症状、「注意散漫」についてお話しします!
俵谷 龍佑
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