「負荷をかける」と「無茶をする」の違いってどこにあるのだろう

こころ・メンタル
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電通の過労死の件、衝撃的だったのか、ずっとニュースで取り上げられていますね。

この件について、

最近はブラック決めつけ流行で、なにかあるとすぐ「あの会社はブラックだ」と言われます。確かに毎日タラタラ仕事して定時に帰れれば楽しいかもしれないが、ぶっちゃけある程度の負荷を掛けないと人間の能力って伸びないんですよ。<子供をのびのびと勉強させずに育てるとどうなるか、フィンランドが証明してくれた。より>

と、永江一石さんがブログで書いていましたが、これには僕も概ね同意です。

問題は、負荷の加減なんですよね。

自分への負荷が行き過ぎると、「無茶」になったり「やりすぎ」となってしまいます。

それでは、一体、この負荷をかけるという状態は、どのラインから無茶にかわるのでしょう?

今日は、「負荷をかける」と「無茶」の境界線について話をしていきたいと思います。

自分が”苦しすぎる”と感じた時点で、それは「無茶」

結局は、自分の感覚が一番大切です。

他人に、成長するフェーズなのか、それとも体を壊すことなのかの判断を任せると、悪いように利用されることもあるので、当てにしない方が良いです。

ここの境界線は自分の感覚で決めたほうが良いと僕は思っています。

苦しい程度だと、結構なことが当てはまって何もできなくなると思うので、「苦しすぎる」という感覚がちょうど境界線なのではないでしょうかね。

つまり、これは残業時間が長いということに限らず、「辛すぎる」「苦しすぎる」と感じたら、ストッパーをかけないといけないということなのです。

苦しすぎるということは、今のキャパに見合っていないということです。

キャパに見合わないものをこなすからこそ成長できるという論理もありますが、ものには限度があります。

それはメンタルの強い人は乗り切れるかもしれません。

しかし、僕のようにすぐポキっと心が折れてしまう人には向いていません。

「選択の余地がない負荷」は、無茶になる可能性が高い

あと、もう一つは選択の余地があるかないかということ。

やるかやらないかを選択できるって重要です。

つまり、上司がむちゃくちゃでパワハラしまくる人であれば、毎度の「負荷」が「無茶」になっている可能性が高いです。

「上司が悪い」という事実は、なかなか自分だけでは気付けないので、社外の人に話したりした方が良いかもしれませんね。

「無茶」でも成長するが、得たスキルを活かす前に体が壊れる

まあ、「無茶」でも成長はできます。

しかし、得たスキルを活かす前に身体を壊して動けなくなる、仕事嫌いになり無気力になるといった結末を迎えて、せっかく得たスキルが活かされずに無駄になってしまう可能性もあります。

「急がば回れ」という言葉じゃないですが、急いでやったっていいことはありません。

絶対に、そこには代償がつきものです。

「逃げると成長できない」という思い込みのせいで、悪循環から抜け出せない

僕は、逃げるという選択肢は一つの手段だと思っています。

最終手段で使うというのも違うと思っていて、別にいつ使っても良いと思っています。

常に、立ち向かうという必要はないと思います。

逃げるという手段を出し惜しみしていたら、それこそ取り返しのつかないことになってしまいます。

逃げることができない根底にある心理は、やはり「逃げると成長できない」という呪いのような常識が僕達に刷り込まれているからだと僕は思っています。

確かに一理あるのですが、これを全てに当てはめてしまうと…

  • 「3日徹夜しないと終わらない、でもこれをすれば成長できる」
  • 「人が辞めて人手不足、だから自分が頑張る!2倍働くんだから成長できる」
  • 「未経験の仕事をいきなり振られた、でもこれは成長のチャンス」

と、犠牲の精神になってしまいます。

僕たちは、ヒーローにもスーパーマンにもなる必要はないんです。

格好つけなくても、そもそも価値があります。

断ったって、途中で投げ出したって良いんです。

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本当に自分がピンチなのに、立ち向かうのは無茶なのです。

本当に逃げちゃいけないのは、自分の気持ちに対してです。

どうか、自分の危険のシグナルを無視しないで、自分を大切にしていきましょう。

命は限りあるものだから。

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俵谷 龍佑

俵谷 龍佑

京都が好きすぎて移住|25歳で独立|未経験でライターに|顧客課題を共に考える|採用・地方創生とBtoB向けSEOが専門領域|気合いではなく仕組みで解決|トラベルライター|ADHDグレーゾーン|自分らしく働ける人を増やす|大衆食堂と町中華|新しい働き方LAB 京都コミュマネ|ハフコミュ 2期|信楽たぬき|