「ネガティブシンキングから抜け出せない」となってしまうと、かなり辛いですよね。
僕は、ADD(注意欠陥障害)という発達障害を持っているのですが、自分が障害を持っているということを知るまでは自分は能力が劣っている人間と思っていて、自信もなく後ろ向きなことをよく考えていました。
今では「ダメな日もあるよね」とポジティブな方向に切り替えることができますが、当時は到底できませんでした。
徐々にではありますが、少しずつ自分の習慣を変化させていけば、最終的にネガティブシンキングの悪循環から抜け出ることができます。
今日は、実際に僕が実践した方法を3つ紹介します。
1.現実的な「こうなりたいという理想の姿」を作ってみる
理想が高すぎると、いつまでたっても自分に満足できません。
まず、自分が描いている理想がどんなものか明確にしましょう。
案外、自分が描いている理想って明確になってないものです。
特に、明確にしたほうが良いのは、「性格」と「容姿」です。なぜなら、変えるのに限界があるからです。
理想があることは良いことなのですが、距離の縮まらない理想は自分の首を締めかねません。
理想に向き合いすぎると、自分のダメさを認めることができなくなる恐れがあります。
自分でも達成できそうな現実的な「理想像」を作りましょう。
そうすれば、あいまいな理想にコンプレックスを抱くこともなければ、「ダメな日」に自己嫌悪に陥ることもなくなります。
2.他人と自分は違うことを再認識する
理想は、「羨ましい」「自分もこうなりたい」という羨望や憧れから生まれます。
しかし、他人に完全になりきることは難しいです。
他人と自分の切り離すことはとても重要です。
自分と他人をごっちゃにしたまま考えていると、他人にしか解決できないことや自分では変えられないことに、いつまでも頭を悩ませることになります。
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以前、紹介した「嫌われる勇気」に書いてある一節が最もよくそれを表しています。
およそあらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むことーあるいは自分の課題に土足で踏み込まれることーによって引き起こされます。課題の分離ができるだけで、対人関係は激変するでしょう。《嫌われる勇気よりー抜粋ー》
他人と自分を切り離して考えることで、どうしようもできないことに頭を悩ますことがなくなり、「まあいいか」「まあ、こんなダメな日もあるよね」とダメな状況を素直に受け入れられるようになります。
3.小さい事でも良いから、「願望」を1日1つメモをする
他人と自分を切り離すマインドをすぐに持つことは難しいです。
徐々にという感じだと思います。
これを加速させるのが、自分の考え、とりわけ「自分の願望」を継続的に書くことです。
書き出すことの重要性は、以前の記事でも書いてますが、その中でも「自分の願望」を書くことはとても重要です。
「自分の願望」を継続して書き出すことは、つまり自分の意見を見える化する作業です。
他人を気にしてしまったり、一緒に混同して考えてしまうのは、ほとんどの場合は自分に自信がないからです。
しかし、こうやって自分の意見を紙に書いてあぶり出すことによって、「自分にも確固たる意見があるんだ」と気づくことができます。僕はこの事実をブログを通して気づくことができました。
願望が10コや20コじゃ足りませんが、100コと増えれば増えるほど、「自分はこんな意見を持っているんだ」と、自分の正確なイメージを把握することができます。つまり、自分を受け入れられるようになります。
「思い込み」を「想像」や「願望」で打ち壊していくということがとても大切です。よく、スポーツ選手がやるイメージトレーニングというのと、原理は一緒です。
以上です。
どれも、一朝一夕で出来るものではありませんが、今すぐに取り組み、継続してあきらめず行っていけば、楽観的な考え方に持っていくことが出来ると思います。
俵谷 龍佑
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