有能な人の「軽はずみな正論」が、ときに凡人の身体やメンタルを壊す

こころ・メンタル
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Web集客の専門家、俵谷 龍佑(@tawarayaryusuke)です。

フリーランスをしていると、とんでもない化け物や怪物みたいにすごい人にたくさん出会います。

しかし、その人達全てを尊敬するかといえば、それは違う。

なぜかといえば、それはタイトルにもある通り。

有能な人は僕みたいな発達障害を持っていて常識が通用しない不完全な人間に、悪気なく正論を押し付けることが多いからです。

有能な人とは?

有能な人の定義を整理しておきましょう。ここでは、こう定義します。

  • 悩むことがない、とにかく突き進んで行動できる
  • 自分が達成できたことを他人に上手く説明できない。感覚でこなせてしまう
  • 「行動することが全て」と思っている

ざっくりこんな感じ。

よく、マッキンゼーやらアクセンチュア出身の有能な人が書いたハウツー本とかもそう。

前提のレベルが高すぎるのです。

つまり、ほとんどが「悩まずに行動できる」前提なわけ。

しかし、ほとんどの人はそんなにすんなり行動ができないのです。

「行動するためにはどうすればよいのか?」で悩んでいるのに、それを解決してあげられていません。

有能な人は、自分ができるレベルに合わせて、話したり書いたりするから、こういうズレが生じることが多いですね。

正論は「一般的な行動指針」。誰にも当てはまるわけではない

んで、本題の正論の話ですが。

上に書いた「行動する」って話もそうですが、そりゃね、ダイエットでも起業でも行動が大切に決まっています。

それは正論で間違いない。

しかし、正論が正しいわけではありません。

わかりやすい例だと、会社を辞めて独立するA君がいるとして周りにそのことを話すとします。A君はそこまで社内での成績がよくありませんでした。

そうすれば、「やめときな」とおそらく周囲の人は引き止めるでしょう。

当たり前ですよね、無謀だから。確かに正論。

しかし、やってみないと分かりませんよ。

いくら、その人がポンコツでも、挑戦する分野ではピカイチかもしれないし、お尻に火がついたらやるかもしれないし、

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それはやってみないと分からないのです。

正論が人を正しい道に誘導するとは限らない

いろんな成功者はきまっていいますね。

「やりたきゃやればいい」

「やめたきゃやめればいい」

「死ぬ気でやらなければダメだ」

それはわかってるっての。そんなのはもうずっと昔から偉人がいっていることでみんな知っています。

それができないから困っているんです。

凡人にとってはそんなのよりも、もっと前の段階でひいこらいっているわけです。

そもそも、「死ぬ気でやるほど身体が頑丈ではない」「そこまでのエネルギーがない」「そんな勇気がない」と。

これが普通です。

こんな状態なのに、正論で押し切れば、そのプレッシャーにやられて普通の人は自滅してしまいます。

なんで自分はあの人のようにできないんだろう、と。自責の念に駆られてしまいます。

だから僕は思うんですよね。成功者も発言には責任を持って欲しい、と。

有能な人が出来るのは分かっています。

威厳を示したいばかりに軽はずみな助言をして、これから成功するかもしれない希望ある人の目を摘まないで欲しい。

もし、「とにかくやれ!」なんていう粗暴なアドバイスをするなら、その人が身体やメンタルが壊れた時に世話してやってください。

そこまでの覚悟がないなら、自分の胸の内にでも秘めておいてください。

僕は、そもそも有能な人はリーダーにならない方が良いと思っています。

やり方を間違えると、どんどん弱い人が振り落とされていくから。

もっと、下支えするようなそんなリーダーが増えてくれると良いなあと僕は思いますね。

もうこれ以上、牽引するパワータイプのリーダーはいりません。

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俵谷 龍佑

俵谷 龍佑

京都が好きすぎて移住|25歳で独立|未経験でライターに|顧客課題を共に考える|採用・地方創生とBtoB向けSEOが専門領域|気合いではなく仕組みで解決|トラベルライター|ADHDグレーゾーン|自分らしく働ける人を増やす|大衆食堂と町中華|新しい働き方LAB 京都コミュマネ|ハフコミュ 2期|信楽たぬき|