俵谷龍佑(たわらやりゅうすけ)(@tawarayaryusuke)です。
フリーランスは、色々な場所にいながら仕事ができるから羨ましい…。
僕も、フリーランスの1年目まではそんな夢を思い描いていました。
旅行先のカフェで朝からパンとコーヒーを口に運びながら、優雅に仕事。
実際に今年には、京都に4泊して一日中ノマドしてみたり、東京でサイクリングしながら仕事するなど色々やってみましたが、イマイチ仕事ができませんでした。
どういう点で上手くいかないのか、いくつか理由を書いていこうと思います。
フリーランスが旅をしながら仕事するのが難しい理由
Wi-Fiと電源の環境は場所によってバラバラ
どこでもWi-Fiが爆速で電源が完備していれば良いですが、そうはいきません。
Wi-Fiはあるけれど電源はある、反対に電源はあるけどWi-FIがあるってこともあります。
Wi-Fiは、場所によってかなりばらつきがあって、東京であってもWi-Fiが全く使い物にならないところもあります。
チェーン店でもしかり。スタバはWi-Fiが割と安定していて電源があって完全禁煙なので、いつも満席なのです。
朝早くから空いてないことが多い
電源、Wi-Fiがあるという条件で絞り込むと、朝早くから空いていないことが多いです。
大体がオープンは10時台、11時台ですね。
東京では、朝早くから空いているノマドの味方「ルノアール」があるので良いですが、ルノアールは実は関東近辺のみで、関西にはありません。
場所を探すのに時間と労力を消費してしまう
上記の理由から、場所探しが重要になるため、ここに時間と労力を割くことになります。
まず、場所が分かったとしても、知らない土地なので、迷うし疲れます。
電源カフェの記事は多数あれど、情報が古いこともあり閉店している場合もあるので、かなり慎重に調べる必要があります。
そのため、非常に時間がかかります。
お金がかかる
チェーン店のほとんどは、数年前と比べると回転率を気にして電源席もなくす方向に動いています。
電源、Wi-Fi完備のカフェとなると、コーヒー1杯でも値段が高い事が多いです。
ご飯などを頼めば1000円を超えてしまう事もザラ。
1箇所だと集中が切れてしまうので、複数箇所に行こうとすれば、一日で1500円かかってしまう計算になります。
大荷物になる
仕事に必要な道具、デスクワーク系だったらパソコン、カメラマンだったらカメラと三脚など、これに着替えなどを持っていくことになるので、大荷物になります。
でも旅しながら仕事をしたい!その場合はどうすれば良い?
僕が実際に、京都を旅しながら仕事をして思った解決策がこれです。
観光の日と仕事の日を分ける
「観光したいけど、仕事があって…」というのは、実はかなりのストレス。
この前の京都旅行の時はこれをひしひしと感じました。
思い切って、観光の日と仕事の日を分けるのがベターです。
ポケットWi-Fiの持参は必須
京都は市内全域がWi-Fiが通っているということで安心していたのですが、蓋を開けてみたら全くつながらない・・・。
こんなことはよくあることなので、必ず予備でポケットWi-Fiを持参しましょう。
これがあれば、電源のみのカフェも作業場所の候補に入ります。
ポケットWi-Fiは充電が手間・・・という方は、テザリングで対応しましょう。
テザリングは相当にGBを食うので、もし旅をしながら仕事をするのなら、たくさんGBを使えるプランに変更しましょう。
おすすめは楽天モバイルですね。
なんせ、24GBのスーパーホーダイプラン「プランLL」の場合で5,480円です!
現在使っている端末からMNPすれば端末代もかからないので、これは安い!
あと、電源席も数に限りがあり、必ずしも使えるとは限りません。
充電が切れたら、道も次の作業場所も探せなくなるので、モバイルバッテリーもあわせて購入しておきましょう。
おすすめはこれ。
滞在期間が多い、行く回数が多いなら、シェアオフィスを契約する
一回あたりの滞在期間が長い、年に行く回数が多いなら、旅行先でシェアオフィスを契約してしまうのもあり。
地方は、都内に比べると安いケースも多く、例えば、高田馬場にある「CASE Shinjuku」は、シェアオフィスのフロアで契約すると月27,000円。
これに対し、京都のオフィス街の四条烏丸にある「おいない烏丸」だと、郵送物の受け取りもできるプランで月15,000円です。
上に書いたように1日カフェを2軒回るとしたら、やはり1,500円程度はかかってしまうので、もし10日近く滞在する予定があるなら、圧倒的にシェアオフィスを借りた方が得ですね。
旅行用のサブ機(パソコン)を購入する
いくら、スマホが便利とはいえ、まだまだ分析とか執筆に関しては、パソコンに劣ります。
とはいえ、でかいパソコンをリュックに入れてウロウロするのも正直しんどいです。
そこで、旅行用のサブ機を購入するという案。
5年前ごろのSurfaceはブラウジングやエクセルの操作でさえままならなかったのですが、最近はメキメキ進化を遂げています。中古なら60000円程度で購入できますよ。
まとめ
と、現実的な旅しながら仕事をすることの難しさについて書きましたが、まあ対策をしておけば大丈夫。
しかし、その対策にも実は費用がかかるわけで、駆け出しのフリーランスにはちょっと厳しいかも。(お金あるなら、増やすための勉強代や書籍代に増やせよって感じですし)
フリーランスになったら、旅をしながら仕事をして・・・はあくまで表の華やかなイメージであって、実際やってみたら大変です。
もし、涼しい顔をしてやっている人は、お金をかけられるほどの余裕のある人、つまりある程度成功している人ということ。
これからフリーランスになる人は念頭においておきましょう。
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俵谷 龍佑
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