Web集客の専門家、俵谷 龍佑(@tawarayaryusuke)です。
残業を減らす方向で世の中が動き始めていますね。いやーいいですね。
残業ゼロに!と言えば、必ずといって良いほど、「現実問題、残業してもらわないと仕事が回らない」という反対意見が出てくるのですが、まず残業という定義を改めて考え直して欲しいと思いますね。
そもそも、残業は「居残り」という意味
そもそも残業とはどういう意味かというと・・・
残業とは、規定の労働時間を超えて仕事をすることをいいます。
超過勤務、時間外労働ともいいます。<デジタル大辞泉より>
要は居残りです。居残りを每日しているって、よく考えたら異常だと思いませんか?
残業はデフォルトになっていることが異常であることに気がついて欲しい。
残業しないと終わらない=居残りを每日しないと終わらない
要は、人員に対して、業務量が見合ってないということを露呈していようなもの。
しかし、これは従業員が悪いわけじゃないんです。経営者の経営能力がないだけです。
売上が一時的に減るだろうけど、結局、残業が多くて社員辞める→しわ寄せが居残った社員に来るの負の連鎖になるなら、断った方が良いのに目先の利益を追い求めて、結局そのまま・・
これは経営能力が高いとはいえないですよね。
従業員は、経営者の仕事を手伝っている
この残業の問題って、「従業員がブラックでも辞めない」ところにも問題がありますが、経営者が従業員と経営者の働き方を混同しているところに問題があると思います。
まず、大前提として、従業員は経営者の仕事を手伝っているにすぎないのです。
ビジョンに共感しただの、尊敬しているだのいっても、経営者と同じ熱量で同じ目線でなんて無理なのです。
経営者は良いのです。いくら残業しようが。
創業者であるならば、ほとんどの場合、成し遂げたいこと、やりたいことを仕事にしているから、仕事したくてやっているのだから良いのです。
しかし、従業員は全ての人が仕事をしたくてしょうがない人ばかりではありません。
生活のためにやっている人が多いのも事実。
そこにきて、俺も残業しているんだからお前も残れ!というのはそもそも道理として間違っているわけです。
従業員というのは本来、会社の一部の仕事を手伝うサポート人員にすぎないのです。
だから、辞めたければ辞めても良いのです。
残業はゼロであるのが本来当たり前
残業は、ゼロであるのが本来当たり前です。
しかし、残業が当たり前になりすぎて、もはや定時が機能していません。
「現実問題、どこもそんなもんでしょ?IT系の仕事はある程度、残業減らせるけど、オフラインの仕事はどうしても無理」って思いがちですが、残念。
海外に比べれば日本の労働時間は長すぎるっていう結果も出ています。

さらにさらに、国内でも残業ゼロに取り組んで、業績上げている会社もあるんですね。
有名なのが、未来工業です。
「ノー残業デー」の週1回? 2回? そもそも「定時に帰る」という発想がない人も多いかもしれない。
一方、岐阜県にある電気・設備資材メーカー「未来工業」の社員たちは、夕方4時45分になると帰り支度を始め、5時にはほぼ誰もいなくなる。
就業時間は7時間15分で、残業も仕事の持ち帰りも禁止。まさに毎日が「ノー残業デー」だ。<岐阜発「楽園企業」、毎日5時に帰る残業ゼロ術>
每日ノー残業デー。まさに楽園のような会社です。
他にも、残業ゼロでこれだけ業績を挙げている会社があります。
- 化粧品販売:ランクアップ
- 部品製造:株式会社妙徳
- 株式会社フィードテイラー
まとめ
もし、残業が嫌で仕方なくて、周りに相談しても「はあ、甘えんな」といわれていたとしても、あなたの感覚の方が正しいです。
なぜなら、今後は残業が悪しきものとして認識される時代がやってくるから。
タバコと一緒で、5年後くらいには汚点として扱われるようになるでしょうね。。

残業で自分の貴重な家族との時間、趣味の時間が削られるのであれば、転職や他の道を考えても良いかもしれませんね。
とはいえ、残業ゼロの会社を探すのってなかなか難しいでしょうね。
まだまだ残業ゼロを取り組んでいるところは少ないので。
残業とはちょっと離れますが、完全在宅勤務を導入している会社を探すのも一つの手ですね。
結局、定時に上がるのは周囲の目が・・的なところで残業してしまう人もいるでしょうし。
その点、在宅勤務であれば、そんな気遣いはいらなくなります。
最後に、在宅勤務可の会社を探せる求人サイトをまとめたので、参考にしてみてください。
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俵谷 龍佑

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