俵谷龍佑(たわらやりゅうすけ)(@tawarayaryusuke)です。
まさに僕のことです。収入の柱を作るということに溺れて、やりたいことから目を背けていました。
今日は、フリーランスが高確率で陥る、「やりたいこと」と「収入の柱を作ること」を混同する落とし穴について、僕が現状陥っている状況をカミングアウトしながら書いていこうと思います。
音楽で食べていくには時間がかかる。並行して収入の柱を作っていた
今年から、本格的に音楽イベントコミュニティ「MUSICROWD」の運営と、またボイトレに通って歌の技術を高めることをしています。
が、まだ正直これだけで食べていける収入にはなっていません。
一般的に言われるように、「音楽で食べていく」ようになるには時間がかかります。
僕は当初、どうしたら最短距離で「音楽で食べていけるか」を考えました。
2.正社員+音楽活動
3.フリーランス+音楽活動
1と2をやってみて、上手く行かなかったので、結果的に3を選ぶことにしました。
しかし、3は1と2と比べると収入が安定しません。
常に、気を張って仕事のキープしていかなければなりません。
なので、時間が自由ではあるものの、なかなか音楽活動に時間が割けていないという現状があります。
収入の柱を作るのは「手段」であって「目的」ではない
フリーランスになるきっかけは、大体、以下の3つに集約されると思います。
2.会社員の稼ぎでは満足できず、さらなる高みを目指したいから
3.労働環境がひどすぎた、体を壊したなどやむを得ない事情から
僕は、1と3ですが、1の場合は、やりたいことで生計を立てられるようになるまでは、他で凌がないといけません。
つまり、収入の柱の構築です。
これが曲者で、2〜3年やっていると、色んな人から仕事を頼まれて、100%成果が収入に反映される。
やっぱり、やりたいことドンズバではなくても、人から自分のスキルを買ってもらえることは非常に嬉しく、モチベーションが高まります。
そして、どんどん仕事が忙しくなり、気がつくと本来手段と思っていたものが、「目的」になっているのです。
僕は、つい最近までこの状況に陥ってました。
やりたいことで失敗することって本当に怖いと思う
僕は、このフリーランス3年間で僕がやりたい「人前で歌ってお金をもらう」という夢に、徐々に近づいています。
音楽イベントコミュニティの立ち上げ運営→音楽サークル・お店のポータルサイトリリース→音楽Barをオープン、ボイトレを開始→9月頃?から様々な小規模のオープンマイクイベントに出演する・・・
しかし、まだまだスピードが遅いです。
正直、独学で歌をトレーニングした期間を含めると、2年も経過しています。
人前でそろそろ歌っても良い頃です。なのに何故歌えないか?
やっぱり人前で歌って失敗するのが怖いからですね。
何言われるかわからないし…。
忙しくしているっていうのは、この事実をごまかしたいことが100%の理由ではありませんが、一部にあると思います。
本当に、「仕事で人に認められる」っていうことは素晴らしいことでもあり、嬉しいことでもあります。
しかし、本来やりたかったことをするために独立しているのであれば、その気持ちを忘れてはいけないです。
自分の気持ちをいつまでも置き去りにしていては、どんどん自尊心が弱くなってしまうから。
常に振り返る時間を持とう
本当に今やっていることは、自分がベストといえる状態か?
それを振り返るのも、結局は時間がなければできません。
振り返る時間を持ちましょう。忙しくしすぎないこと。
ただ、ここで誤解してほしくないのは、収入を安定させることも、好きなことをすることも両方大切で、素晴らしいということです。
「自分がやりたいことで食べられる」っていうことに向かっているということを忘れてはいけない、怖いから逃げてはいけないということを要は言いたかったのです。
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俵谷 龍佑
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