俵谷龍佑(たわらやりゅうすけ)(@tawarayaryusuke)です。
僕が独立した理由は、一言で簡単にまとめると「音楽で食べていく」ことなのですが、一般的なところでいう「音楽で食べていく」から少し外れています。
というか、そもそも音楽で食べていくことに、プロデビューは必要あるのか?
そんなことを今日はつらつらと書いていきます。
音楽で食べていくために、独立という道を選んだ
元々、小さいころから「音楽で食べていきたい」と思っていまして、途中、現実を見て諦めかけたのですが、前職で社内失業をし、将来について考えざるをえない状況に追い込まれ、本当にやりたいことに気付かされました。
独立してからすぐは、自分が食べていく収入を立てていくのに精一杯でしたが、いよいよそれも安定してきて、今は徐々に音楽で食べていくための基盤を作っております。
今はこんな感じ。
プロデビューに全く興味がない
「音楽で食べていく」というと、未だに「バンドを組んでいますか?」「事務所に入ってプロデビューするの?」と言われますが、正直そこにはあまり興味がありません。
このブログでも散々書いている通り、僕はどこかに所属するというのが不向きでして、よっぽど自由な活動ができない限り、事務所に所属するということは考えてません。
また、プロデビューして武道館でライブやって・・・というのも興味がありません。
まあ、やってみたいという気持ちはあるけれど、それよりは墓地とか飛行場とかで野外フェスを企画・開催して、そこにしれっと出たいです。
ぶっ飛んでいて面白いことをしていきたい。
また、今はプロデビューしたからといって、収入が得られる確証はないわけですし、自分のやりたい音楽が貫けるとも限らないし。
僕が理想とする「音楽で食べていく」状態は?
なんで、僕が歌を選んだかといえば、それは自分一人でどこでも気軽に活動ができるからですw
団体行動が苦手、自由人の僕にとって最も大事なところです。
あと歌は、人にメッセージを伝えやすい、感動させる、盛り上げるには画期的な方法というのも選んだ理由に含まれています。
しかし、僕は「歌を歌うことだけをしたい」わけじゃなく、もっと広く「音楽」という手段で楽しい空間を作っていきたいと思っています。
例えば、さっき書いたような飛行場でフェスする、もはやバンドとかソロという形態じゃなく、お客さんが全員バンドみたいな新しいカタチの音楽活動とか。
僕が考えている企画が本当に人々の心に刺さるのか実験してみたいのです。
とにかく、音楽という手段でみんなが楽しめる空間を作り出していきたいです。
その一つの形が、僕が今運営している音楽コミュニティの「MUSICROWD」。
ここでは、お客さんがただ見るというイベントを開催しないように意識しています。
例えば、うちではDJイベントを開催しているのですが、一般的なイベントだとなかなか音が大きくてそばの人と交流ができません。(まあ踊りに来ているひとがほとんどなので仕方ないですが)
うちは、交流できるように音量をあえて下げているのと、誰でも分かるようなロックやR&Bなどを流してもらい、みんなで盛り上がるということを主にしています。
他にも、コードだけ用意してアドリブでセッションをする「ジャムセッション」という会もやっております。
これらは、みんな参加型イベントです。
つくづく「音楽を突き詰めたい」と「音楽で食べていく」は別だと感じる
ぶっちゃけ僕は、熱狂的に音楽が好きな人に比べると、音楽はそこまで好きじゃないです。
あくまで、音楽というツールを使って「人々を楽しませる」「さらには収益が発生する」ことが楽しいと考えていて、最近ここには明確な差があるなあと感じています。
なので、もし音楽で生計を立てていきたいと考えている人は、自分が「音楽自体を突き詰めたい」と「音楽で食べていくこと自体が好きなのか」のどちらに属するのか、改めて考えてみると良いと思います。
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俵谷 龍佑
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