Web集客の専門家、俵谷 龍佑(@tawarayaryusuke)です。
ライター業を2年やってきて、いろいろな価格帯、ジャンルの仕事をしてきました。
色々ありましたが、やっぱり今でも問題なのが、とにかくライター業は単価が安いことです。
極端に低いものは最近では断っていますが、今でも「こんなのじゃ食べていけないよ」という値段で提示されることがあります。
生意気と思われるかもしれませんが、ここで、僕のライターとしてのスタンスというかを書かせて下さい。
安い仕事はキッパリ断るべき
日本人って真面目だから、依頼された仕事は断れない・・・って人多いと思います。
最初の頃、僕もそうでした。
しかし、ある時に執筆の仕事がピークに増えて、「あれ、このままで10年、20年やっていけるのか?」と思ったんです。
確かに、クライアントから仕事をもらえて、ごはんを食べることが出来ます。
だけど、選んでいかないと、いつまでもずっと書き続けることになってしまいます。
いくら、タイピング速度を上げても限界があります。
どこかで、断るというスキルを身につけないといけないと・・・と僕は感じ、ライター2年目からは仕事を選ぶようにしました。
断らない方が相手に良い印象を与えると思うかもしれませんが、ライターの方に発注をしてみて逆の立場が分かったのですが、発注主としては「もっと安い価格でもやってもらえるのかな?」と思うのが実情だと思います。
要は、良いように使われかねないのです。
安い仕事を断る風潮ができないと、「買い叩き」はなくならない
一つ前もって言っておきたいのは、副業やライターをこれから目指すって人は単価が安くても受けた方が良いと思うのです。
実績も少ないから、まずは実績を積むために単価が安くても良い。
これは論理が通っていると思います。
しかし、本業でやっていて実績もある人が、相手の思いに応えたいからと安い単価で受けてしまうのは良くないです。
よく、「クリエイター業界は買い叩かれるから、食べられない」と言われますが、これはクリエイターが安い仕事を断ることなく引き受けていることにも大いに責任があると思います。
もし、断れないなら・・・
「自分が断ることで、そういう認識が業界に広がり、業界全体の単価が上がる」ということを思い出してみましょう。
安い仕事が来た時の断り方
といっても、性格上断れない人もいると思います。
そういう人のために、「安い仕事の断り方」をいくつか紹介します。
自分の現在の時給を算出する
フリーランスで時給って考え方はあまり良くないのですが、時給を算出するメリットは、費用を見積もりやすくなることです。
時給が可視化されていれば、「こんなにもらってよいの?」とは思わず、むしろ、「正当な価格だ」と思えるはずです。
自ずと、安い仕事を断れるようになります。
現状の時給が4000円だとして、それで丁度良いと思っているのなら、5000円と少し高めの時給にしましょう。
ここで4000円のままで出すと、時給は一向に上がりません。
5年、10年と仕事を続けていくために必要なお金と認識する
お客さんからもらう報酬=依頼された作業に対しての対価
と考えがちですが、僕は、報酬は「今の仕事を継続するために必要なお金」だと思っています。
例えば、ライターの仕事の勉強のために必要な書籍を購入する費用、日々健康な生活を維持するための食事、運動、息抜きの趣味、これら全てが当てはまります。
もちろん、私欲のための無駄遣いは言語道断ですが、基本的に生きていくためにお金は必要であって、それが送れるくらいの報酬をもらうのは正当です。
自分の生活や健康を消耗してまで、仕事をするのは違います。
専門家に依頼したいなら、応分のコストを負う覚悟で
専門家に依頼するなら応分のコストが発生するのは当然という認識を持っている企業がほとんどです。
しかし、中には安く済ませてラクをしたいと思っている企業もいます。
ラクしたいと思うなら、それ相応のコストを払わないと。
安く楽なんてできないんですよ。
よく費用を、文字数や作業時間で計る人がいますが、そこが価値ではないんですよ。
その文章を書くまでに至ったスキルが価値であり費用感なのです。
みんなで「安い仕事を断る風潮」を作りましょう
僕は、ライターという仕事をしていて、常々、単価が安い問題には頭を悩ましていました。
ライターの皆さん!一緒に安い仕事は断る姿勢を出していきましょう!(もちろん、実績や実力が伴っていることが前提ではありますが…。w)
確かに、クライアントから仕事をいただけるのはありがたいこと。
だからといって、受注側が何も言えず言いなりになるのはちょっと違います。
正当な価格を求め、安い仕事を断るのは、受注者の権利です。
みなさん、声あげていきましょう!!
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俵谷 龍佑
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