SEOライターの俵谷龍佑(@tawarayaryusuke)です。
ひとり起業、僕はマイクロ起業って呼んでいますが、もし最小限の規模で事業を回す場合、大切になるスキルがあります。今日はそれについて。
ひとり起業では、「器用貧乏」さが強みになる
僕は、典型的な「器用貧乏タイプ」でして、なので、組織ではあまり強みを発揮できないタイプです。
なぜならば、全部やりっぱなしでそのまま放置してしまうからです。
初動までの速度は早いのですが、いかんせん1つのことに集中できないのです。要は集中力がないのです。
1日に5つのことを少しずつやるのが向いていて、1日に1つのことだけやってください、とか言われたらたぶん発狂します。
僕は、会社員の時は常々、器用貧乏は欠点と思っていました。
独立して数年はずっとそう思っていましたが、最近、実はこの器用貧乏は上手く活用すれば強みになると気が付きました。
まず手を動かして「それなりに」習得しないと、効率的な発注はできない
僕は、業務を外注することがあるのですが、ほとんどの場合は、すでに僕がやっていて自分が理解しているものを外注します。
全くゼロベースのものを外注しようとすると、費用感や外注するべきポイントみたいなものが見えないのです。
なので、外注することを前提においても、必ず最初に僕がそれなりに習得します。
なので、デザインや料理など専門分野外のものに関しても、極力調べるようにしている。
時間に限りがあるため、完璧にこなそうとは思いませんが、それなりに習得しておけば、もし外注している人が何かのトラブルでできなくなった場合、自分が全て巻き取ることができるわけです。
コストはゼロ、自分ができるに越したことはない
ひとり起業というくらいなので、そもそも規模が大きくなるには限界があります。
僕は、法人化や従業員を雇うなんてことも、売上をがっつり上げたいともさらさら思っておらず、できる限り、工数や手間やコストをかけずに、続けるのが良いと思っています。
結局、それを考えると自分ができるのが最も理想。
さすがに、売上が大きくなって、決済などが複雑化したら、そういう部分は外注化すると思いますが、基本は自力でなんとかします。
その方が、もしもの時、万一の時に自分に頼れるから。
他人に仕事を預けてばかりだと、もしもの時に一気にしわ寄せがくるんですよね。
それが外注の最大のリスクだと僕は思っています。
器用貧乏が行き過ぎると、「時間貧乏」に
ここは気をつけたいところですね。
器用貧乏な人って、往々にして好奇心旺盛で、自分の興味からたぶん色々とスキルを身につけたくなっちゃうんですよね。
ただ、それが行き過ぎると、とにかく時間がなくなって、せっかく独立した意味がなくなってしまいます。
余裕から、面白いアイデアや新しい仕事につながる何かが生まれると思うので、あまり器用貧乏になりすぎるのも良くないですね。
専門外のスキルをつけるのは、非効率ではない
強みに特化した方が良いということをブログで言い続けていますが、今やっている本丸のもの以外でも、興味のあるものなら良いんじゃないかと思います。決して非効率ではない。
そこから、チャンスが生まれることもありますし。
良くないのは、全く興味ないのにスキルをつけようとすることです。
興味ないのなら、それは時間の無駄なので、やめた方が良いかもしれません。
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俵谷 龍佑
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