Web集客の専門家、俵谷 龍佑(@tawarayaryusuke)です。
僕は、ブログでも何度も書いているように、人付き合いが苦手ですし、面倒な方です。
複数人で仕事をすると、決まって無駄話とか無駄な集まりとかが増えて煩わしくなって、いつも僕はフェードアウトします。
最近は、もう複数人でガッツリ何かを立ち上げるということには才能がないので、あきらめて自分だけで仕事する「独業」に切り替えました。
完全に自分だけで仕事が成立する働き方が「独業」
勝手に、こう名付けちゃいました。
マイクロ起業にもちょっと近いけど、一人で仕事が完結するという点が特にポイント。
もちろん、全部の仕事で完全に一人で成り立つというのは難しいですが、ほとんどの部分で現状、自分だけで仕事が回るような仕組みができつつあります。
ほんの4、5年前だと、この「独業」という働き方を実現するのは難しかったのですが、スマホの普及とWebサービスがたくさんできたことにより、もはやその土壌は出来上がっています。
自分の強みの「スピート感」を活かすため、「独業」という働き方を選んだ
僕は、最初から「独業」というスタイルを考えてフリーランスになったわけではありません。
独立したばっかりの時は、様々なプロジェクトに参画して、同時並行でいろいろな人とチーム組みながら仕事するっていうイメージが理想でした。
しかし、いざやってみると、人付き合いが面倒くさすぎて、ストレスばかりが募るので、やめました。
僕は、人付き合いが面倒に感じるのは、以下の点ですね。
- 一人ならやる必要のない報告・連絡といった無駄なコミュニケーションが発生
- 収益の取り分は自然と少なくなる
- 不要な集まり・ミーティングが増える
- 人数が増えるほど、プロジェクトの進行が遅くなる、計画に基づいて動くようになる
僕は、「やりたいな」と思ったら、計画とかほぼ立てずに、すぐに動くタイプなので、誰かがいると自分の強みが発揮できなかったりします。
特に、「計画から逆算するタイプ」の人だと、水と油で全く上手いこといかなくなります。
結局、自分でやった方が早いじゃん!ってことで、僕は「独業」を選んだわけです。
「独業」をするのに大切なポイントって?
働き方を試行錯誤する中で、「独業」に必要なポイントがいくつか見えてきたので、ちょっとまとめてみたいと思います。
成長速度は緩やかに、規模は大きくしない
ここが最も大切だと思っています。
僕は、そもそも成長スピードにも規模感にも何のこだわりもありません。
大手町の一等地にオフィス構えたいとか、従業員を100名抱えた大きな会社を作りたいとか、世界進出したい、なんて野望はこれっぽっちもありません。
そんなことは、スーパースターがやってくれるので、僕に価値を感じてくれる目の前の人に僕の出せる限りの全力で価値を提供するまで、と思っています。
なので、規模も大きくするつもりもなく、成長速度も緩やかで良いと思っています。
規模を大きくする、成長速度も早くすると、結果的に自分ではカバーしきれなくなり、チームで仕事せざるを得なくなります。
それよりも、じわじわと価値を高める、深めていくことに全力を注いだ方が良いと思います。
人の手を借りずに済むビジネスモデルを構築する
僕は、もともと自由に働きたいという願望が強かったので、パソコン1台でも働ける仕事であるライターに決めました。(他にも色々理由はありますが)
ライターは、自分の許容量までだったら、取引先とのやり取りだけで済みます。
僕は現在、抱えきれないので、外注さんにお願いしている部分もありますが、それもWeb上で全部完結させています。チーム化はしていません。
チーム化せずに済むビジネスモデルの例を挙げると・・・
- 営業・販売→代理店制度を作る、ブログによるWeb集客
- 経理→会計ソフト、会計クラウドサービスを活用
- 電話対応→自動音声ガイダンス、問い合わせフォーム
などなど。
業務ごとに書きましたが、このように工夫次第で、人を雇い入れることなく、チーム化することなく、自分ひとりだけで働くことができます。
人の手を借りる場合は、「提携」ではなく「依頼」にする
人付き合いが面倒な人って、おそらく横の関係が苦手なんじゃないかなと思っております。
横の関係、つまり一緒に仕事をする仲間となると、対等なので意見の衝突もあるでしょう。
一緒にやっていくので、言い方も考えないといけません。
僕は、そういうの考えるのが面倒くさいので、「提携」よりも「依頼」の方が良いと思っております。
「依頼」なら、対等ではなくこちらが発注主なため、自分の意見を率直に伝えることが出来ますし、発注する前に断ることもできます。
「依頼」だと、取引関係なので、止めにすることも比較的しやすいと思います。
ただ、提携だと売上を一緒に作っているので、泥沼にハマる可能性があります。
これは、本当に面倒くさい(経験者ですw)
手が回らない部分は、Webサービスを活用する
人付き合いが面倒なら、Webサービスを活用しましょう。
対面ならではの煩わしさがなくなります!
メールやチャット越しなので、こちらも好きなタイミングで確認・返信できますし、非常にやりやすい!
フリーランスで活用できるWebサービスは以下ですね。
- データ入力、デザイン業務、アンケート業務の外注・・・「ランサーズ」「サグーワークス」
- 写真撮影、動画撮影の外注・・・「タイムチケット」、「ココナラ」
- 経理・確定申告・・・会計ソフト(やよいの青色申告、freee(フリー))、「税理士ドットコム」
- 電話対応業務(受発注)・・・「おまかせ電話代行」
「独業」のメリット・デメリット
独業といっても、メリットもあればデメリットも。それも以下で紹介します。
「独業」のメリット
- 面倒な人付き合いがなくなる
- 意思決定の速度が早くなる
- 世の中の急な流れ・動きに柔軟に対応できる
- 休みたい時に仕事を休める(ある程度)
- やめたければすぐにやめられる
「独業」のデメリット
- 決めるのは自分自身であり、責任も自分自身
- 内部に相談できる人がいない
- 目標を達成した至福の喜びを共有する仲間がいない
- 予定管理がずさんだと、常に締切に追われることになる
- 常に体調管理が求められる
まとめ
フリーランスや個人事業主になった方の中には、人付き合いが面倒で自由に働きたいからという人もいると思うのですが、この「独業」を意識すると、比較的気が楽に働けるようになります。
とはいえ、上にも書いたように取引先あっての仕事なので、そこでのコミュニケーションはきちんととらないといけませんよ。
あくまで、チーム化せずに、身軽にいきましょうという話なのです。
こちらの記事も人気です
フリーランスで一生仕事に困らない人は、マネタイズを工夫している
フリーになれば働き方がよくなるわけではない。自分次第で良くもなれば悪くもなる
俵谷 龍佑
最新記事 by 俵谷 龍佑 (全て見る)
- フリーランスは「地雷案件」や「炎上案件」と、どう向き合うべきか? - 2024年5月3日
- 紹介だけで仕事が回る人がハマる落とし穴とは? - 2024年4月27日
- ミスをした人は能力不足?それともルールの欠陥にハマった犠牲者なのか? - 2024年4月18日
- ビジネス書では教えてくれない、フリーランスがあまり直視したくない現実を言語化してみた - 2024年1月17日