Web集客の専門家、俵谷 龍佑(@tawarayaryusuke)です。
昨年は、電通の過労死問題で世間が揺れましたね。
この事件をきっかけに社会的に長時間労働への締め付けが厳しくなりました。
電通は大手で有名だったからあのように大きく取り上げられましたが、実際は氷山の一角だと思います。
まだまだ似たようなケースは存在していて、当面、長時間労働が改善されることはないでしょう。
しかし、やはり働く側からすれば、長時間労働なんて苦行でしかないです。(仕事が好きな人は抜きにして)
そんな中、大切になってくるのは「企業を見抜く目」と「間違った企業風土に染まらないこと」ですね。
実際、企業の中にいると、自分が勤めている会社がホワイト企業なのかブラック企業なのか、チェックをするのが難しくなるもの。
そこで今回は、過去ブラック企業にいたことのある僕だからこそ語れる、ブラック企業の特徴をチェックリストにまとめたので、判断の材料にしてもらえればと思います!
ブラック企業の定義って?
ブラック企業の定義、ここ気になるところですよね。
これは個人差があってなかなか言い切ることはできませんが、概ねこんな感じじゃないでしょうか?
- 残業をするなと言っているのに残業をせざるを得ない状況が常態化
- パワハラ、セクハラがある(大小問わず)
- 社内の雰囲気が悪い、離職率が高い
人によっては、そんなのブラックじゃないよ、と思われるかもしれませんが、一般的に見ればこれだけの条件が揃っていれば、立派に悪質でブラック企業と判断できそうです。
ブラック企業かどうかチェックリストで確認しよう
過去、僕は世間的にもブラック企業と呼ばれるところにいたことがあります。
そして、実際にブラック企業の内情を目の当たりにしました。
ブラック企業で最も怖ろしいのは、これって当たり前だよな?と思うくらいのビミョーなラインの異常さが存在することです。
残業代がもらえない、暴力があるなどは、ブラック企業であることは明白。
しかし、僕がいたところは本当に周囲の人になかなか説明しても伝わらない、
その場にいないと理解されないようなタチの悪いパターンでした。
ここでは、ブラック企業で当たり前に挙げられる特徴はあえて除き、もっときわどい法に触れないビミョーなラインのものを書いていきたいと思います。
説明を入れると長くなるので、ブラック企業のチェックリストは箇条書きでダーッと書いております!
ブラック企業の見分け方チェックリスト(入社前)
- 人事部担当の社員に覇気がない(これあるあるっぽいですw)
- 挨拶の指導をしている研修担当の人が挨拶を返さない
- 面接であまり深い質問されない
- 最終面接の管理職の人が愛想がない
- 同期の大半が「転職前提」で入社している
- ネットでの評判・口コミが具体的
ブラック企業の見分け方チェックリスト(入社後)
- 入社前に感じた覇気のなさは的中、社員の人が忙しさにぐったりしている
- OJTはあるものの、上司の仕事優先で延期になったりする
- 長時間働くのが美徳とされている
- 中堅社員がいない。新人社員と、即戦力の中途社員、10年目以上のベテラン社員の3極化
- エレベーターで他の社員の悪口を言っている
- 出勤、退勤の挨拶をしない、しても返さない
- 役職に関わらず、遅刻・欠勤が多い
- 知らぬ間にそばの席にいた人がいなくなる(音信不通で急に飛ぶ)
- 3ヶ月に1回くらい、事業部単位の席替えがある
- 上司や部長に気に入られてないと、席替えのタイミングで末席にされる
- 社内失業している人がいる
- 泣いている人をよく見かける
- 社内はギスギス、平気でそばにいる社員の陰口を言っている
- 昇進しても、給与がほとんど上がらない
- 営業で入社しないと、管理職に出世できない、などの裏ルールが存在する。
- 定時後になると、コーヒーとエナジードリングのニオイがする。
ブラック企業の見分け方チェックリスト(退職時)
- 理由をつけて退職の時期を延ばされる、拒否される
- 退職しようとすると脅しをかけてくる
まとめ
ブラック企業のチェックリストを見て、あなたのいる企業はどうでしょうか?
正直、周囲にこういうことを話して、「いや、うちも一緒だよ。でもこんなのどこも一緒じゃない?全然ブラックじゃないよ」みたいに言われたこともあります。
会社にいると、これが日常の光景になっているから、こういう事言われると「自分は贅沢を言っているのかな」と思ってしまうんです。
僕は、仕事が全くできなかったので、余計に自分のせいにしていました。
しかし、辞めてみて思うのはどう考えても異常な環境、ブラック企業だったなということ。
辞めてみて、一気に自分の精神状態がよくなったので、完全に環境が悪かったのだと気が付きました。
つい、周囲にアドバイスを求めてしまいますが、あまり鵜呑みにしないことです。
結局、自分自身の気持ちが一番大切です。
あと、長時間労働の是正って、なかなか大手だとされないでしょう。
形式上はするでしょうが、結局、法の目をかいくぐって残業をするでしょうね。
その点、ベンチャーは人数も少なく柔軟に対応できるので、意外と残業しないで定時に帰すところとかもありますよ。
ベンチャーといえば、「終電までゴリゴリ働く」イメージを持っている方も多いと思いますが、今は違います。(まあ、企業によりますが)
例えば、「エンファクトリー」という企業は専業を禁止にしていますし、
また最近では在宅(テレワーク)の波が来ていて、「リクルート」「東急リバブル」「日産自動車」といった大手企業も導入しています。
まとめると・・・
- もし、ブラック企業と思うなら、自分の感覚で判断し、すぐに良い環境に移ること!
- 柔軟な取り組みをやっている大手企業や、柔軟なベンチャー企業への転職がおすすめ
です!
最後におすすめのベンチャー転職サービスを下に紹介しておくので、参考までにどうぞ!
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俵谷 龍佑
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