ケース1:社内教育は皆無、業務はほぼ丸投げ状態、関係性はドライ
人手不足で一人あたりの業務量が多いとこうなりがちですね。
仕組みを作れず、人力で回してしまっているケースがこれ。
これじゃ、自分でも信じられないようなミスが起こっても仕方がないです。
上司が教えもせず、ほったらかしにしているのは、組織活動として崩壊しています。
ミスをしまくって無理やり覚えようという状態になり、それでいてそのミスを責められるという矛盾した状態になり、
「全く分からない→ミスをして覚えるしかない→怒られる→覚えるのが怖くなる→覚えてないからミスをする→仕事でミスが多い状態になる」
という悪循環に陥ります。
ケース2:仕組みが形骸化して、引き継ぎや連携が上手くできない
古い体質の企業にありがちですね。
仕組みを変える風土がなく、形骸化してしまっているパターン。
マニュアルも更新されないため、属人化し、引き継ぎが大変になります。
こうなると、確認漏れ、引き継ぎ漏れが発生しまくり、仕事でミスが頻発します。
ケース3:上下関係が厳しい、上司が高圧的な態度をとる
上からの激しいプレッシャーは社員を萎縮させ、ミスばかりが発生し落ち込む原因になります。
取引先との間に歪なパワーバランスが働いている場合も同じことがいえます。
こんなところにいては、息苦しくて精神がすり減ってしまいます。
ケース4:人手不足で、激務である
一人あたりの業務量が多すぎて、もはや業務一つ一つに確認をするヒマさえない場合。
自分でも信じられないようなミスが発生する場合、仕事の業務量がキャパオーバーの時がほとんどです。
こんな状態では、タスク管理や自己管理以前の問題になってきて、自分の能力を上げたところでミスを防げきれず、仕事上のミスが多い状態のままでどうしようもなくなります。
いくら努力したところで、環境が劣悪ならどうしようもない
「仕事でミスばかりだから発達障害なのか?」と考えるのは早計です。まずは環境を疑うことが先決。
上に書いたようなことって、「ふつうにあることでしょ?」ともしかしたら思ったかもしれません。
しかし、上に書いたような状況は、決して正常ではありません。
理想論に聞こえるかもしれませんが、属人的で気合いで乗り切るというのは前時代的な考え方だと思います。
もう、今の時代に合ってません。
確かに、こういった環境で生き残っている人はたくさんいます。
しかし、精神を病んでドロップアウトをする人もいるのが事実。
もし、似たような環境にいて、仕事でミスばかりが続き落ち込む状態が続き、思うように結果を出せないなら、自分を責めるのはもうやめにして、環境のせいにして、いち早く新しい環境に移りましょう。
十分頑張ったはずです。
劣悪な環境にいたら劣悪と気づけない。だからこそ主観を大切に
劣悪な環境では真価を発揮できない→自分を責めるのをやめて新しい環境に移ろう
という話をここまで書きましたが、
実は問題なのは、「劣悪な環境にいたら劣悪と気付けないこと」なんです。(僕もそうでした)
「他に転職しても状況は変わらないのでは?」
「実は自分の甘えなんじゃないか?」
と思ってしまい、なかなか他との優劣を見ることができないからです。
だからこういう時は、主観を大切にしてほしいと思います。
周りがどうとかではなく、「自分はもっと違う場所なら力を発揮できると思えるか」ということです。
劣悪な環境にとどまっていると、十分に力を発揮できていないことが多く、自分を信じられない状態になってしまいます。
今は働き方も多様化し、様々な選択肢があります。
自分に合った環境に向かってみるのも一つの手ですよ。
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俵谷 龍佑
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