Web集客の専門家、俵谷 龍佑(@tawarayaryusuke)です。
昨日に引き続き、ライティングに関する話題を。
コタツ記事って言葉聞いたことありますか?
コタツ記事とは「1次情報の取材を含まずに書く記事」のこと。
とりわけ、Webコラムやメディアで多く見られるといわれていて、「コタツに入って動かない」ことから、コタツ記事と呼ばれるようになったそうな。(誰が付けたんでしょう)
コタツ記事はしばしば質の低い記事と批判されがちです。
同意する面もありながらも、完全に否定してしまうのはちょっと違うかなと思っています。
1次情報で得た情報が正しいとは限らない
昨日の記事でも書きましたが、確かに裏取りは大切なのですが、それが足を運ぼうとネットで調べようと、得た情報が正しいという確証はありません。
人に聞いたとしても、その人の勘違いという可能性もあります。
もちろん、飲食店の紹介の記事書くなら、たぶん取材モノの方が確かな正しい情報を知れると思います。
直接、創業の思い、料理にかける思いを聞けるから。
しかし、そういう記事も価値がある反面、「〇〇飲食店50選」というコタツ記事も価値があります。
要は、用途が違うんだと思います。この二つに優劣はないんじゃないかなあと僕は思います。
受け手に価値を与えられるものかどうかが大切
コタツ記事でも、受け手が「便利!」とか「ためになる」と思えば、それで良いと思います。
もちろん、あからさまな虚偽な情報を発信するのはもちろんダメですが、100%正しい情報を発信するっていうことを目指すのも現実的に難しいです。
正しい情報を発信するという責任を持ちつつ、その時正しいと思った情報を出すしかありません。
問題なのは、読み手が間違った情報に踊らされないことであり、書き手が読み手のために神経質になりすぎる必要はないと僕は思っています。
時代が変われば、常識も変わるし、間違いだったとなることもあるので。
コタツ記事を否定することは、敷居を上げる行為になるかもしれない
コタツ記事って、ライターの最初の入り口だと僕は思っています。
僕のようにチームワークが苦手で、個人で完結する仕事をしたい人にとっては、ライターって理想の仕事だと思うのです。
そういう人たちのチャンスを奪うことになるかなと僕は思っています。
取材記事もそれはそれで良いし、コタツ記事もそれはそれで良い。
前者はどちらかといえば紙媒体、後者はどちらかといえば、Web媒体。
お互いが「われこそが正義」といがみ合っているのが現状な気がしていて、とても悲しいですね。
記事の形式よりも読み手にとって価値のあるものなのか、という部分が問題なわけです。
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俵谷 龍佑
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