自分の障害を本当に受け入れることの難しさ

ADHD/ADD
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俵谷 龍佑(@tawarayaryusuke)です。

実は、ADHDのセカンドオピニオンを受けていまして、4月4日という新年度に診断結果が出ました。

4年間悩んだ「グレーゾーン」という領域

結果から言えば、僕はADHDとASDのグレーゾーンでした。

前と変わらずグレーゾーンの診断です。

ADHDについて分からない方に説明すると、ADHDは注意欠陥・多動性障害と言いまして、社会生活を妨げるほどに、ケアレスミスを良くする、忘れ物が多い、落ち着きがないといった症状が頻発する発達障害

一方、ASDはアスペルガー症候群と言いまして、社会的なコミュニケーションや他の人とのやりとりが上手く出来ない、興味や活動が極度に偏るといった特徴を持っている発達障害です。

両方とも症状は多岐にわたるので、一概には言えません。

この発達障害のやっかいなところは、誰にでも起こりうることがそのまま症状なところです。

そのため、診断で「グレーゾーン」という領域が存在します。(精神疾患はグレーゾーンが存在しやすいらしい)

要は、明確にADHDですね、ASDですねと言えないような状態のことです。

ちょっと話が逸れたので戻すと、今回の結論に僕は納得しています。

というのも、保健医の方から言われた一言が非常に腑に落ちたからです。

「大切なことは診断結果よりも、その人が社会生活で苦労をしているかどうか。軽度でも社会生活に苦労している人もいれば、反対に重度でも強みを活かして順応できている人もいる」

これらは病気でもあり個性でもあるので、完治しません。

ただ、この言葉で、僕は長く自分の障害と付き合っていく覚悟ができました。

自分の障害を受け入れて、「投薬治療」をする道を選んだ

発達障害であるとブログで公表している割に、僕はどこかで自分は健常だ、発達障害なんかじゃないって受け入れてなかったのかもしれません。

ずっと、投薬治療という道は選びませんでした。

なんとか自助努力でどうにかなるって思っていたからです。

確かに自助努力で克服できた部分もあります。

例えば、時間管理、人と連帯してやっていくこと、集中力の持続。

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しかし、その一方で日中のひどい眠気、忘れグセに関しては、どうしても治すことができませんでした。

幸いにも大きなクレームに発展したことはないですが(気づいてないだけかもしれない)、日常生活レベルではトラブルはたくさんあります。

こういうトラブルに直面すると、「なんで自分は普通の人がやっていることが当たり前にできないのだろう?」と落ち込みます。

人と比べてもどうしようもないのですが、つい「普通の人と同じようにできたら今頃どんな生活が送れているのだろう?」と考えてしまいます。

こういうネガティブな気分になるのもいい加減イヤになってきて、本気で自分の障害と向き合おうと思いました。

そして投薬治療を明日から始めます。

自分の障害を個性と思い込んでしまうから、受け入れるのに時間がかかる

もちろん、障害も個性の一つで切っても切り離せないものです。

僕の場合だと、とにかく多動です。

あっちゃこっちゃやり散らかします。中途半端にやるものだから、怒られることもあります。

ただ、それはフットワークが軽いという自分の個性でもあります。

今までは、これは「個性だから」と少し意固地になっていた部分がありました。

つまり良い面だけしか見ていなかったということ。悪い面でもしかしたら人に迷惑を今後かけるかもしれない。

こういう目線を持つことが、「障害を受け入れる」ってことなのかなと最近思うようになりました。

まとめ

なんとか社会生活を送れてしまっているから、僕は発達障害であるとブログで発信しつつ、「本当に自分は発達障害ではないのでは?」とどこか煮え切らない気持ちもありました。

ただ、人の2倍、3倍頑張らないと、普通の生活を送れないということはやっぱり自分に負荷をかけているなって。

もっと、自分を大切にするためにも、自分の障害を受け入れつつ、いろんな人と支え合って生きていければよいなと思います。

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俵谷 龍佑

俵谷 龍佑

京都が好きすぎて移住|25歳で独立|未経験でライターに|顧客課題を共に考える|採用・地方創生とBtoB向けSEOが専門領域|気合いではなく仕組みで解決|トラベルライター|ADHDグレーゾーン|自分らしく働ける人を増やす|大衆食堂と町中華|新しい働き方LAB 京都コミュマネ|ハフコミュ 2期|信楽たぬき|