個人事業主は、自分自身が看板だから、肩書きはとても大切です。
他と差別化をしないといけないから、頭一つ抜きん出ようと、アイデアを駆使して斬新な肩書きをつけて、世の中の脚光を浴びるというケースも少なくありません。
しかし、殆どの場合は、「うわ、うさんくさ…」と残念なパターンが多いです。
僕は、イメージとか自分のブランディングにはかなり気を遣っているので、変わった肩書きをつけないようにしています。
なので、胡散臭い肩書きにも、敏感に反応します。
今日は、僕が実際に見てきた中で、これは胡散臭いでしょ…という肩書きを紹介。
一応、ランキングにしています。
1位:コンサルティング系
もちろん、使い方次第ですが、
「ダイエットコンサルティング」「ライフビューティーコンサルティング」って何だか胡散臭いですよね。
つまる話、コンサルティングなんて、名乗れば誰でもなれてしまう肩書きなわけで、そしていまいちコンサルティングのイメージもピンときません。
コンサルティングといえば、さもちゃんとしているだろう感が出るからでしょうが、お金の匂いがどうもプンプンしますよね…。
僕は、苦手です。
2位:最後に「-家」とつける
これも、「書道家」や「陶芸家」なら良いんですが…。
特にコンサルティングやコーチング、カウンセリングに多いのですが、「夢現家」とか「音学家」とか、新しい造語みたいなのは怪しさ満載ですね。
結局、何しているのかよくわからない。
こういう人に実際に会ったことありましたが、何だかあんまり実態のないビジネスをしていた人が多かった印象。
3位:コーチ系
コーチって、一般的にはスイミングとか野球とか、スポーツのイメージですね。
それを、違う場面に使うと一気に胡散臭くなります。
例えば…、「引き寄せコーチ」、「ライフスタイルコーチ」、「夢叶コーチ」 などなど。
大体、引き寄せってなんすかw
ライフスタイルとかつけると、一見、聞こえは良いですが、何してんのか結局伝わってきません。
やっぱり、胡散臭いのは何をしているのか、伝わらないのが原因なんだろうなあ。
4位:クリエイター/起業家支援
もちろん、法人化して、きちんと取り組んでいるところもありますが。
ほとんどが、人を集めるだけ集めて、お金だけ取るところが多いです。
大体、クリエイター/起業家支援って広すぎでしょ?もはや、肩書きじゃないんですよね。
支援って一口に言っても、経理、法律、経営、Webなど幅広いので、全然差別化できていない。
だったら、税理士とか、弁護士で良いんじゃないかって思いますけどね。
そもそも肩書きはいらないんじゃないか?
肩書きに対しての僕の意見は、そもそも肩書き自体いらないんじゃないかって話。
そもそも、肩書きって自分のよく見せるために使おうとしている人が多いですが、そうではなく肩書きとは分かりやすく一言で示すために使うのもの。
一言で表せないなら、肩書きにこだわる必要はない。こだわっているとすれば、それは「弱み」や「ボロ」が出てしまうことを恐れているのではないでしょうか。
ここにも書いたとおり、弱みに強引にフタをするほど、人は興味を持ちます。
だから、肩書きなんてものにこだわらず、ストレートに伝えれば良いと思います。
「ライフビューティーコンサルティング」→お化粧の仕方を教えています
「ライフスタイルコーチ」→コーチング
もし、普通に伝えて、お客さんが来ないっていうのなら、その仕事はやめたほうが良いよね。だって、ニーズがないから。
肩書きより、どれだけ情報発信できるかが大切
結局、変わった肩書きをつけるのも、売上を上げたい、他と差別化したいからですよね。
しかし、上に書いたようにそんなのは非効率で、それだったらブログとかSNSの使い方をマスターして、情報発信をコツコツと続けたほうが良い。
そのほうが、理解してくれるし、変な誤解を持つことも少ないでしょう。
また、定期的に発信していればそれだけ相手に伝わる内容量を多くなって、誤解を解けるチャンスはたくさんあるわけです。
さらに、情報を発信し続けられるようになれば、絶対的な価値です。
なぜなら、数年間も発信し続けられる人はほんのわずかだから。
こっち方が全然低リスクですよね。
まあ、要はブログ始めましょうと話になるんですが(笑)
もし、これからブログを始めたいよーという人は独学でやるのも良いですが、文章が苦手だよ…って人は有名ブロガーが書いたブログ運営本を見てから書くのも良いでしょう。
有名ブログ「わかったブログ」を運営しているかん吉さんのこの本なんて良いと思いますよ!
あとは、染谷さんの本もおすすめです!

俵谷 龍佑

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