Web集客の専門家、俵谷 龍佑(@tawarayaryusuke)です。
正社員と非正規社員とよく二つを比較して「格差社会の闇」なんて問題視されることがよくあります。
しかし、僕はこのギャップは「格差社会」だとは思っていません。
「働き方改革」の名の下、非正規社員という身分を全て正社員と同じにしようということが進んでいますが、非正規社員はむしろ生まれるべくして生まれたものであり、改革せずに働き方の多様性を伸ばすべきだと思います。
非正規社員が増えたのは、「正社員は安定」の神話が崩れたから
今から20〜30年前の頃であれば、正社員の人がほとんどで、契約社員、派遣社員、業務委託の人なんて少数派だったと思います。
しかし、今では就職せずにアルバイトから契約社員になる人もいれば、地方に移住し、半農半就をしている人もいます。
なんで、こういう状態になっているかといえば、一つには働き方の選択肢が増えたというのもありますが、何より「正社員になれば安定」という神話が崩壊しつつあるからだと思っています。
よくニュースでは、非正規社員の給与が少なく、扱いが正社員並で悲惨・・・みたいなネガティブな面にスポットライトが当てられることがありますが、正社員でもこのような悲惨な労働環境に当たることがあります。
「正社員だから働け」みたいな無言の圧力はある会社も多いと思います。
僕としては、こっちの方がよっぽどタチが悪いと思っています。
ある程度の福利厚生と立場があれば、そこに対しての責任として必要以上の負荷を迫られるという状況は、実は非正規社員よりも過酷な状況を生むかもしれません。
非正規社員がこれからの時代に合った働き方?
昨年末、政府が正式に「副業解禁」を発表しましたが、実際には会社それぞれの社内規定で副業を容認しない会社が未だ多いのが現状です。
なので、正社員である以上、なかなか副業をするというのはルール的にも時間的にも難しいのが現状です。
その反面、非正規社員であれば、実は副業をできる理想的な働き方ができる可能性が高いのです。
もちろん、収入は安定しませんが、自分に合った理想的な働き方を発見できる可能性は高いですし、収入を増やせるチャンスも大いにあります。
とあるように、非正規社員は決して正社員と比較して劣っている働き方ではないのです。
むしろ、これからの時代に合った働き方なのかもしれません。
Webサービスを上手く活用し、自分の理想の働き方をデザインしよう
では、非正規社員の人はどんな方法をすれば、自分の理想の働き方をデザインできるのでしょうか?
それは、Webサービスを活用すること。
まず有名なところだと、このブログでもたびたび説明している「クラウドソーシング」。
その中でも特に有名なのが「ランサーズ」です。
<ランサーズより参照>
過去記事でも検証した通り、「タスク形式」では副収入にもするのは厳しいですが、「プロジェクト形式」であれば、2~3万の副収入くらいであれば、わりかし早く達成できます。
次に、収入化できるWebサービスは「スキルシェアサービス」で、例えば「ストリートアカデミー」「ココナラ」「タイムチケット」がこのスキルシェアサービスにあたります。
僕は、つい最近、ストアカで「ライター講座」を告知をしましたが(3名限定で)、満席にすることができました。
もちろん、どのサービスも費用は自分で設定できます。
登録は無料、手に入れた報酬を出金する時に手数料をとられます。
あと今、普及が進んでいるのが「シェアリングエコノミー」。
簡単にいうと、空きの「スペース」「時間」「スキル」を提供したい・借りたい人と、それを使いたい人をマッチングするサービスですね。
最も有名なのが「Airbnb」、最近だと「UberEATS」。「メルカリ」も一応ここに属します。
「Airbnb」は、副業として参入している人も多く、中には自分の住んでいる物件を登録している人も。
しかし、「Airbnb」は法律的にグレーな部分もあるので、やる前にはきちんと確認しましょう。
ここで紹介したのはほんの一部で、まだまだ収入につながるようなWebサービスはたくさん出ています。
ここにあるものをかけ合わせるだけでも、現在の非正規社員の仕事にあわせて+10万円くらいの収入を作ることができるでしょう。
最後に、僕が最近気になっているWebサービスを紹介しておきます。
Teamlancer(チームランサー)
フリーランスとして、プロジェクト単位で色々な会社や組織に参加できるコミュニティ・ポータルサイト。
ここに登録しておくと、プロジェクトの募集を見られて、またプロフィールによって企業からメッセージが来ることも。
まさに、これからの働き方を示しているWebサービスですね。
VALU
今、話題のビットコインを介して、自分の株を発行できるWebサービス。
有名なブロガーや起業家がこぞって参加していて、一部では数日間で何百万、何千万と株の価値を上げた人も。
創作や何か強みを持っている人は、このWebサービスはおすすめ。
SCOUTER(スカウター)
これは、誰でも転職ヘッドハンターになれるサービス。
もちろん、紹介するヘッドハンターになるには審査に通らないとダメですが、通過すれば転職を紹介し、SCOUTERから報酬を受け取ることができます。

俵谷 龍佑

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