俵谷龍佑(@tawaraya1222)です。
まだまだ、発達障害に対する認知度は低いということを最近ひしひしと感じ、ブログで改めて「発達障害って具体的にどういう症状があるの?」ということを連載形式で解説していこうと思います。
ここでは、主に僕の症状であるADHD(もしかしたらASDも混在しているかも)をお届けします。今回は、コーナー第四弾「先延ばしグセ」です。
ADHDって?
ADHDとは、Attention-Deficit Hyperactivity Disorderの頭文字4つをとった言葉で、「注意欠陥多動性障害」のことを指します。
症状としては、「ケアレスミスが多い」「落ち着きがない」「集中力が続かない」「思ったことを口にすぐに出してしまう」といったものが代表的です。
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エンジンがかからないと「先延ばし」をし続けてしまう
先延ばしは、ADHDではく普通の人にもあると思いますが、私に限って言えば、ほぼ常に起こる事象です。
寝不足の状態や疲労が蓄積している時は、特にこの傾向が顕著で、ラクなものから仕事をするようになります。
先延ばしの原因には、「注意散漫」と「過集中」という傾向が影響していて、例えばAの仕事をしようと思っていても、注意が散漫なのでラクそうなBの仕事に目がいき、予定を変更してBをするみたいなことが起こります。
さらに、過集中状態に入りやすいので、本来やらなければならないAの仕事は置き去りにBの仕事をやり続けるということも起こりえます。
制御しないと、堕落した生活になる
人一倍、この先延ばし傾向が強いので、例えば自宅で仕事をしようものなら、YouTubeやネットサーフィンに気が散ってしまい、全く仕事に手がつかなくなります。
制御しないと、まともに社会生活を送れなくなります。
これは、納期や締切が迫っていていも同様で、本当にやばいと思うところまで先延ばしが実行されます。
先延ばししないためにやっていること
先延ばししないために、以下の対策を立てて対処しています。
予定を100%可視化する
予定を100%可視化というのは、風呂にはいる時間、朝食の時間、買い物をする時間、仕事をする時間など、全てを予定に入れて書き込むということ。
これをすると、「意外と時間がない」と自分に言い聞かせることができるので、渋々仕事をさせることができます。
簡単な仕事でエンジンをかける
よくタスク管理、仕事管理の本には「重要な仕事から処理せよ」と書かれていますが、私は重要な仕事、プレッシャーのかかる仕事はきまって先延ばしグセが起こるので、無理してやろうとせず、先にエンジンをかけるための簡単な仕事を処理します。
先延ばしグセを逆に利用し、エンジンをかけてしまおうという作戦です。
例えば、予定設計やメール返信、細々としたタスク処理など、これを先にこなし、集中状態を作ります。
集中がある程度入ったところで、徐々に重要な仕事をこなしていきます。
今はこのやり方でだいぶ上手くいっています。
大きな仕事は細分化し、何日もかけて終わらせる
大きめの仕事は、心理的プレッシャーがかかります。
とりかかるのに時間かかりそうと思ってしまうと先延ばししてしまうので、細分化して複数日でこなします。
こうすると、1日に4時間のところを4日で1時間で終わらせられるので、1日あたりの心理的負担が減ります。
まとめ
先延ばしグセは、仕事の提出遅れや質の低下にもつながるので、結構深刻な問題です。
大切なのは、先延ばしグセをする自分を責めず受けいれて、工夫すること。
過去の解説コーナー記事はこちら
check!発達障害の症状を分かりやすく解説するコーナー②〜注意散漫〜
check!発達障害の症状を分かりやすく解説するコーナー③〜あいまいな指示〜
参考になる書籍はこちら

俵谷 龍佑

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