俵谷 龍佑(@tawarayaryusuke)です。
自分にここ数年起こった出来事を交えながら話そうかなと思います。
好きなことが仕事にできればいいですよね。
ただ、そうかんたんに好きなことは見つからないし、いざ仕事にしてみたら嫌いになったなんて話もよく聞きます。
実は、「趣味で続けられる好きなこと」と「仕事で続けられる好きなこと」には大きな差があると思っています。
「趣味で続けていた音楽」は「仕事で続けられる好きなこと」ではなかった
このブログでも過去に書いたのですが、音楽で食べていきたいという昔からの夢を叶えるために、が独立した最初の理由でした。
「歌や楽器を通して、人々に影響を与えたい」そう思って、まずは売れるために自分のマーケティングスキルを身につけ(ライターという仕事を通して)、そしてファンづくりのために、音楽コミュニティを始めました。
結論からいうと、自分には音楽に対する情熱が足らなかったのだと思います。
けっして、音楽が嫌いだったとか、好きではなかったという意味ではなく、仕事として続けられるほどの情熱がないという意味です。
「仕事で続ける」ことになると、苦痛や苦労の部分とも向き合うことになる
趣味であれば、自分が楽しければそれでいい。
それが続くモチベーションにもなるし、それによって周りも楽しんでいればそれこそ楽しいことはないです。
ただ、仕事となるとそうはいきません。
音楽でいけば、楽器や歌の演奏技術はもちろん、歌詞を書いたり、曲を作ったりと、やることはたくさんあります。
それに、今のお客さんが何を求めているかを考えないといけません。
この苦痛や苦労があってでも、音楽を続けたいか?
歌や楽器をそこまでして極めたいか?
これを自分に問うた時、疑問が湧いたわけです。自分にとって、音楽というのは一つの手段であり、音楽そのものの情熱は、仕事にするほどではないのかも、と。
「好きなこと」よりも「得意なこと」の方が仕事として続けやすい
仕事では、自分が価値を提供する見返りとして、お客さんからお金をもらいます。
だから、自分が好きで楽しいだけでは、成立しないのです。
例えば、今本業になっているライターの仕事は、小学校のころから作文が得意だったり、遊びでゲームシナリオを書いたりしていたし、得意だから、という理由で始めました。
結局、今ではライターという仕事でお金をもらえるようになり、毎日書いていても飽きないほどハマっています。
何が言いたいかと言えば、得意なことを仕事として続けていけば、それがやがて「好きなこと」になることはあるよ、という話。
そして、「好きなことで仕事をする」ことが必ずしもベストとは限らないということ。
もし、最初から好きなことと得意なことが重なっているのであれば、それはおそらく究極系なのいかもしれない。結果的に、そういう人たちがトップクリエイターや歌手として、世の中に出ていくのだろうなと思っています。
好きなことの核にあるものは何か?を考えよう
結局、音楽というのは一つの手段でしかなくて、その核となるものはなんだろう?と考えたときに、いつも音楽で妄想していたのが「自分の生きざまを通して人に感動を与える」ってことだったんですね。
それだったら、別に音楽じゃなくても、ブログでも、SNSでも、ゲストスピーカーでも、できるわけで、それでもっといろいろな可能性を広げようと思ったのです。
まとめ
つまり、何を伝えたかったかというと、好きなことは変わる。
だから、あまり好きなことに固執せずに、得意なこと、周りから評価されていることも探してみること。
「好きなことを仕事にする」はもちろんとっても尊いことだけど、それは本当に「仕事で続けられる好きなこと」なのかを見極めることが重要、ということ。
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時間を忘れて没頭できることが本当にやりたいこと。やらなきゃという時点で間違ってる
会社以外のコミュニティに属していたから、独立できたんだと思う。
俵谷 龍佑
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