SEOライターの俵谷 龍佑(@tawarayaryusuke)です。
発達障害を抱える当事者として困るのが、求人を見つけることだったり転職活動をすること。
僕のように発達障害グレーゾーンの方はなおさら。
ある程度、発達障害は認知されてきましたが、大半の企業では実際に求人を出すとなると、健康の人をどうしても選ぶ傾向にあるのが現実ですね。
しかし、ダイバーシティーの観点から「障害者雇用」に取り組んでいる企業が徐々に増え始めています。
また、現在では発達障害の方向けの就職・転職支援サービスもいくつか立ち上がってきています。
今回は、この発達障害の方向けの就職・転職支援サービス、求人サイトをまとめました。
発達障害の求人サイトを探している方、転職支援を受けたい方、就労支援を受けたい方は参考にしてもらえればと思います。
長いので、ブクマ推奨です!
発達障害者向けの就職・転職支援サービス
就労支援サービス
ラルゴ高田馬場
障害者求人の紹介はもちろん、就職活動において直面する課題に対しての支援も行っています。
ここでは、精神障害、発達障害に特化した支援プログラムが用意されています。
「ライフマネジメント」「ジョブトレーニング」「ベーシック」「スパート」というステージに分けて、生活支援から就労支援まで行なっています。
Kaien
発達障害の強みや特性を活かした就労・転職支援を行っています。
厚労省の就労移行支援事業のため、条件を満たせば、無料で受けることが出来ます。
また、発達障害の学生(大学生や専門学生など)を対象にした「ガクプロ」と呼ばれる支援プログラムも行なっています。
ニューロワークス
発達障害、うつ病、双極性障害といった方を対象とした就労支援を行っています。
パソコンスキルや会議のコミュニケーションといった基本スキル習得でなく、最新機器を使ったマインドフルネス、認知機能の維持の向上を目的とした「ブレインフィットネスプログラム」を採用しているのが特徴です。
LITALICO(りたりこ)ワークス
障害のある方向けの就労・転職支援サービスです。
就労支援サービスの中では、かなり大きな規模であり、関東だけでなく札幌、岡山、九州など各地に拠点があります。
支援は、障害について一緒に考えるところから、体調のチューニング、書類作成、就職活動のプランニング、就職後のアフターフォローなど、一貫して受けることができます。
ただ、発達障害に特化しているわけではないので、専門的知識を持っている人の数は少ないかもしれません。
一般社団法人リエンゲージメント
精神疾患、発達障害の方に特化した就職・転職支援を行なっています。
ここの特徴は、キャリアカウンセラーだけでなく、心理士が在籍しているところ。
心理士により、精神疾患、発達障害の改善に向けたプログラムを受けることが出来ます。
ただし、サービス利用開始にあたり、行政手続きをとる必要があるため、障害者手帳を持っていることが条件となります。
リンクビー
発達障害に特化した就職・転職支援サービスです。
ここの支援サービスでは、より自分の特性を理解し、強みを実践で活かせるような、職業トレーニングを受けることが出来ます。
最長2年まで利用できます。
また、サービスを受けるにあたって、障害者手帳を発行している必要はありませんが、障害者採用での検討をしている人は、内定後に申請の必要があります。
東京障害者職業センター
「独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構」が運営しているサービスです。
ハローワーク、障害者就業・生活支援センターなどと連携して、障害者の方の転職支援や就労支援サービスを展開しています。
障害種類や障害者手帳を持っている持っていないに関わらず利用することが可能です。
発達障害、精神疾患等の方でも利用できます。
しかし、原則として東京都内に在勤、在住の方が対象となります。利用料は無料です。
都道府県(ほぼ全て)に支部があり、東京支部と同じく、障害者雇用の支援、職業能力開発などを受けることができます。
一覧については、詳しくはこちらをどうぞ。→都道府県一覧
アイエスエフネットジョイ
障害者雇用を一早く実践した、IT企業アイエスエフネットの子会社が運営する障害者向け就職・転職支援サービスです。
障害のある方の就職、転職活動支援だけでなく、就職準備支援、または障害者手帳や障害者年金サポートまで幅広く支援を行っています。
求人情報/キャリアカウンセリング
アットジーピー【atGP】
障害者向けの求人情報の提供、転職支援サービスを行なっています。
転職支援サービスの内容は、自分に障害が強みとして活かせそうな、または受け入れてくれる企業をキャリアアドバイザーの人と話しながら決めていく形になります。
<引用:アットジーピー ご利用者データ属性より>
もちろん、身体的な障害だけでなく、精神的な障害を持っている方の利用もOKです。
グラフで示すとおり、ADHD、うつ病、適応障害など、幅広く利用されているのがわかりますね。
対応エリアは東京と大阪です。
DODAチャレンジ
障害のある方向けの就職支援、求人情報を提供しているサービスです。
基本は、契約社員、正社員の求人を掲載しています。
また、このサービスでは障害者手帳を持っていないと利用することができません。
もし、利用する場合は障害者手帳を発行しましょう。
俵谷 龍佑
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