僕も、会社員時代やアルバイト時代は、職場で仕事を評価されずに悩んでいました。
しかし、評価はその人の能力とか個人の問題では決してないんですよ。
評価は環境によって決まる
評価って、実は能力やスキルで決まりません。ほとんどが環境に左右されます。
僕のケースをお話ししますが、まず前職は広告代理店で以下のようなことをしていました。
・数値データを元にレポートを作成
・分析したデータを元に、クライアントに今後の方針と提案内容を報告
・毎月、リリースされる広告の商品の知見を得る
これは一人で全部やるわけではなく、仕事をとってきた営業や確認してくれる上司と連携をとりながら仕事をすすめます。
僕は、前職で実際にやってみて分かったのですが、細かい数値のデータチェックが大の苦手で、さらにチームでの活動も大の苦手だったので、全くもってポンコツで自分の強みが発揮できない状態になっていました。
しかし今、フリーランスでは、Webライターとしておかげさまで固定の取引先を持つことができていますし、音楽コミュニティ「MUSICROWD」の運営もやったりと、会社員での絶望的なポンコツぶりは鳴りを潜め、なんとかかんとかやれています。
能力やスキルの優劣はあってないようなもの
フリーランスになると、否が応でも「自分が持っているスキルとはなんだろうか?」ということを考えさせられるのですが、ぶっちゃけ”上手くいっている人”と”上手くいっていない人”が持っているスキルの差は大してないと思っています。
結局、上手くいっている人は、「上手くいっているように」自分を見せるのが上手いだけなのです。つまり世渡り上手とも言えるかもしれません。
これは、Twitterで著名なふろむだ(@fromdusktildawn)さんが書いた『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」』でも、「錯覚資産」という言葉で登場します。
錯覚資産について最もよく表現している一文を抜粋します。
「実力がある」から、よいポジションを手に入れられるのではなく、「実力があると周囲が錯覚する」から、よいポジションを手に入れらているという部分が大きいのだ。
<引用:『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」』より>
「自分に適した環境を見つける力」をつけることが先決
世渡り上手とは、「自分が評価されやすい環境をいち早く見つける」というのもまた一つかもしれません。
僕は、前職の業務の大半でエクセルを使っていましたが、僕のレベルは下の下でした。
周りは理系出身のガチガチのロジックオタクや数字に苦手意識のない人が多く、エクセルが得意なくらいでは「はあ?」と言われるくらいでした。
しかし、独立してから入社したベンチャー企業でのライターのアルバイト、フリーランスでのエクセルの評価は全く違うもので、むしろ教えて欲しいといわれるほどでした。
これは僕にとっては意外なものでした。なぜなら僕自身苦手と思い込んでいたから。
僕が独立の中で身に付いてエクセルのレベルが向上したというのもありますが、周りにエクセルを使える人がいる環境と、そうではない環境ではやはり後者の方が自分が評価されるんだなとつくづく思いました。
諦めが肝心。一箇所にとどまらず色々な場所に動こう
ここでいう「諦めが肝心」というのは、後ろ向きなことを指してません。
僕は、会社員の時は変に「自分はできる」「自分は優秀だ」と思い込んでました。
このプライドのせいで、僕の向き不向きに気づけませんでした。
「自分は所詮凡人」というところからスタートすれば、きっぱりと諦めることができ、じゃあどうしようか?と考えることができますし、フットワーク軽く動くことができます。
今は、幸いにも副業時代なので、自分を評価してくれる場所をすぐに見つけることができます。
かくいう僕も、会社員時代にはすでに副業をしておりまして、会社員で打ちのめされた評価を「 ランサーズ」「クラウドワークス」で仕事をして取り戻していましたw
他にも、何か特殊なスキルを持っている人ならば「タイムチケット」「ストアカ
」などで自分のスキルを教える・指導することをして、お小遣い程度の収入を得るでも良し。
まあ、要は色々動いて、色々な人から評価を得るのが大切っていうことを、そして評価なんて環境によって変わるということを言いたかったのでした。
さてさて、今僕が読んでいる本は、定期的にブログを読んでおります藤村さんの新書。
読み終わったらレビュー書きますー

俵谷 龍佑

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