僕が、ADDの症状を改善するのに実際に効果のあった手段を紹介していく連載記事です。
※もちろん、人によっては個人差があるのでご了承ください。
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注意散漫の症状は、仕事にも大きな支障をきたすため、かなり頭を悩まされていました。しかし、この注意散漫は、実は過集中の症状と強く連携してることに気づきました。
要は、注意散漫したところで、他の注意した先に「過集中」してしまい、本来の目的にいつまでも集中を戻せないという具合に。
過集中には「タイマー」、注意散漫には「ストップウォッチ」が効果的
ということで、僕は両方に対策を講じることにしました。
例えば、過集中は「集中しすぎて次にいけない」という弱みであるため、タイマーで制約をつけることで、違う作業に移るきっかけを作ることができます。
しかし、気をつけたいのがタイマーを設定する仕事や事柄はある程度、時間の読めるものに限ります。
時間が想定できない仕事や事柄だと、何度も停止、リセットを繰り返すことになって逆効果なので注意が必要です。
注意散漫の時は、まずもって自分が注意が散漫になっているという自覚がない場合が多いです。
そのため、ストップウォッチでどれだけ時間をかけてるかを計ります。すると、いかに自分の作業に無駄があるかを自覚することができます。
注意散漫が発生しやすいのが「終わる時間が読めない仕事や事柄をする時」。こういったときに非常に有効な方法です。
ちなみに、僕がずっと愛用しているのが、過去記事でも何度か紹介している「Timer Tab」というWebタイマー。
このWebタイマーの利点は、わざわざその画面に見に行かなくても、タブに時間を表示させてくれるところ。ちなみに無料、登録も不要ですぐ使えます。おススメ。
Timer Tabはこちら
弱点を改善するよりも、発想を転換して上手く活かす方がラク
僕は、今まで自分のADDに起因する注意散漫やその他の弱みを治そうとしてました。
しかし、最近になって発想を転換して上手く活かした方がラクと気がつきました。例えば、注意散漫は「複数の作業を同時並行に行える」と置き換えることで前向きに捉えるようにしています。
よく、ADDやADHDの人にはマルチタスクは不向きみたいな話がありますが、やり方次第かなと僕は思っています。
一つの仕事に専念して行うと注意散漫しやすく、結局ものすごい非効率になってしまいます。
それよりも、一つの大きな仕事を細分化してルーチンワーク化した方が、僕はゲーム感覚で取り組めて注意が逸れることなく仕事に取り組めるようになりました。
以上で紹介したストップウォッチやタイマーの方法も決して「症状を治す」というものではありません。
あくまで、弱みが強みとして発揮しやすい状況にできるというだけです。
ぜひ、試してみてください。
俵谷 龍佑
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