俵谷 龍佑(@tawarayaryusuke)です。
4年前の僕に伝えたいこと:其の2〜失敗するって思い込んでいるだけだよ〜の続きです。
自分の想いや考えに従って、会社を辞めて、いざ自分が目指しているミュージシャンの道へ突き進もうと思っていましたが、とにかく自信がなかった。「あれ、自信がないってことはこれはまだ挑戦するタイミングじゃないのか?」
そんな風に思ったらつい足が止まってしまいました。
「自信がない=挑戦するにはまだ早い」という方程式は間違い
自信がない時は、まだ挑戦のタイミングじゃないと僕は思っていました。
実際に、会社の同期・上司、両親にも同じようなことを言われました。「もし、本当にやりたいことなら、そんなにウダウダ悩まないんじゃない?」と。
これは一見、正しいように思ってしまいますが、僕はこれは違うと思っています。みんな、何か挑戦する時は心の奥底は本当は悩んでいて、自信なんて100%ある人なんておそらくいないんじゃないかって。
やりたいこととか自分が将来かけて成し遂げないことって確信持てることばかりなのかな?僕はそうじゃないと思っています。
確信持てなくて悩み続けるものもあれば、「これだ!」って最初から思えるものもある。でもほとんどの場合は前者で後者に出会えるのは、おそらくほんの一握りなんだと僕は思っています。
新しいことを始めるんだから、そもそも自信のつけようがない
新しいことを始めるのに、そもそも自信なんているのでしょうか?
新しいことは全く踏み込んだことのない、未知の領域。下手したら、誰もそこにいったことのない場所かもしれない。自分がパイオニアかもしれない。そんなことに挑戦するのに自信を尺度に挑戦の一歩を踏み出す必要はないんじゃないかなと思います。
まだやったことがないのだから、そもそも、自信のつけようがない。
確かに今までの人生で身につけたトラブルやハプニング、苦難を乗り越える自信は役に立つかもしれません。
しかし、新しいことをやらないことにはいつまでも新しいことのまま。ずっと、分からないんです。悲しいかな、踏み出さないと何も見えてこない。色々な人にアドバイスを求めたところで、ずっと実態はモヤのかかったまま。そんな伝聞の情報かき集めたところで、全体像の2割も見えてこないんです。
挑戦の一歩を踏み出し続ける中で、あとから自信がついてくる
今や、自信をつけるためのノウハウを書いた本であふれています。確かにテクニックとしては存在します。しかし、知識を習得しただけでは自信は尽きません。結局、日常の小さな挑戦の積み重ねで身につくものなんです。
最初は、みっともない一歩、どうしようもない一歩から身につくんです。そうやって、踏み出した一歩がやがて大きな一歩になって気が付いたら、自信がついていた、自信は気が付いたらついているものだと思います。
自信を付けてから挑戦を…。安心したいから、100%の自信を持ってから望みたいですよね。
ただ、100%の自信を持つまでに一体どれほどの歳月がかかるか。悲しいかな、人生はそこまで待ってくれない。
もちろん、上手くいかない時もあってほとんど動けない時もある。ただね、その時もね、0.0001mmでいいから動く。もうね、読書嫌いだったのが、1ページ読めたくらいのペースでもいい。今日のたった1分、1時間が明日につながっているんだよ。
つい、さっき1時間過ごした時間が明日に繋がる。「あとでいいか…」という先延ばしをすることは、望んでいる生活や人生を先延ばしにしていることと一緒だと僕は思います。いつ、人生にストップをかけられるかわからない。だから、数秒でも惜しいと思って生きないと行けないと僕は思います。
— 俵谷龍佑 (@tawarayaryusuke) 2016, 2月 7
自信を持ってから、挑戦するんじゃない。挑戦してから自信があとからついてくる。
僕はこの事実に気が付いて、思い切って、退職というゴールテープを切りました、そして、組織という大きな船から飛び出して、小さな小舟で大きな海を長くわたる旅へと出ました。
まだまだ自分へ言いたいことがある!
次回へ(※近日公開)
4年前の僕に伝えたいこと:其の4へ続きます。
俵谷 龍佑
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