俵谷 龍佑(@tawarayaryusuke)です。
最近は、とにかく読書をしています。だいたい月に2〜3冊のペースで読んでいます。ただし、8月からとんでもなく分厚い本を読んでいたので、1ヶ月間はその本に付きっ切りでした。
その分厚い本というのが、有名な書籍「7つの習慣」です。
実はまだ読んでいませんでした。4~5年前に一度借りて読んだことはあったのですが、あまりにも長くて途中で挫折してしまいました。
今回はなんとか読破できました。「7つの習慣」から学んだことを書いていきたいと思います。
話を聞く時、人は次に自分が「何を話すか」準備をしている
ほとんどの人は、相手の話を聴くときでも、理解しようとしてきいているわけではない。次に自分が何を話そうか考えながら聞いている。話しているか、話す準備をしているかのどちらかなのである。(『 7つの習慣』より)
話を聞いているつもりでも人は純粋に話を聞いてはおらず、要点だけ聞いて次に自分が何を話すかを考えて、言う準備をしているというのは事実だと思います。
この言葉を見てハッとしました。確かに純粋に話を聞くことはあまりしていないのかもしれないと思いました。
人の中には、話の途中で話し始める人もいるくらいです。コミュニケーションにおいて人の話を聞くことほど大切なことはないのに、学校でも人の話を聞くことを教えてくれません。
この本では相手に信頼される話の聞き方を正確に明快に書いています。
自分も相手も損をしない選択肢を見つけ出す(Win-Win)ことが重要
「Win-WIn」はよくビジネス上で聞く単語です。相手とのコミュニケーションは戦いではなく「相互理解」であるという認識は非常に画期的だと思います。
これは当たり前だし、みんな分かっていることだけれど、結局日常で行っているコミュニケーションのほとんどって「戦い」になっている気がします。自分も気をつけているつもりだけれど、まぁできていない気がします。
特に親しい間柄であるほど、無意識に使ってしまっているかもしれません。
相手を自分の思い通りに無意識下でコントロールして、自分が有利な方向に話を進めたりするのも。
頼みごとをいわれて、やりたくないけれど自分が我慢さえすればトラブルにならないと自分の意見を飲み込んでしまって引き受けてしまうのも。
もちろん必要な時もあるかもしれませんが、お互いが得をするコミュニケーションではありません。この本で改めて自分だけでなく相手も考えたコミュニケーションの大切さに気付かされました。
自分の体験にあてはめず、相手の立場にたって理解をする
相手の境遇が自分と同じような状態と受け取ると、その相手と同じような境遇の体験を語りだしたくなります。それが相手にとって参考になると思って話をします。ただし、これは実は相手にとって全く見当外れのアドバイスかもしれません。
当たり前ですが、相手は自分と状況も性格も違います。相手からするとやや押し付けのように感じてしまいます。
相手の立場にたって考えているつもりが、気が付いたら自分の体験に当てはめて考えているだけだったというのはよくあることです。
これは自分自身もできている自信がないので、グサリとささりました。確かに逆の立場で自分がこういう方法でアドバイスをされたら、深い部分も話してもこの人には多分通じないなと思ってしまいそうです。
まとめ
この本はとんでもなく分厚いのですが、一語一句全て重要な要素です。流し読みして読み進めることができないほど、重要なことがぎっしり詰まっています。
今回はコミュニケーションの部分を抜粋しましたが、コミュニケーション以外にも自分の意識の持ち方や人生におけるゴールを持つことなど、幅広く書かれています。
この本をひとまず全て読みきりましたが、まだまだ自分自身も理解しきれていない・インプットしきれていない部分があるので、再度読み直してまた気づきをシェアしていきたいと思います。

俵谷 龍佑

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