実は僕、昔から吃音(どもり)を持っています。今もちょっとまだ残ってます。
「えー嘘でしょ?」と言われること多いんですが、それは言いやすい言葉を選ぶようにしていたり、ゆっくり話すように心がけているから。
吃音(どもり)についても、ブログでいつか書こうかなと思っていたのですが、ちょうど昨日、吃音がテーマの映画「英国王のスピーチ」を観たので、触発されて書いてみようと思います。
まず、吃音(どもり)ってどんな症状?
吃音(どもり)って、意外と知られているようでどんな症状か具体的に知らない人が多そうなのでちょっと紹介。
調べてみたら、吃音(どもり)もいろいろなパターンがあるそうで、
伸発・・・「レータス」
難発・・・「・・・・ッレタス」
僕は、連発と難発が両方起こっているみたいですが、成人になってからは連発は減りました。しかし、難発は未だに発生します。
例えば、僕が大学生の頃の話。ド○ールで働いていたのですが、当時「レタスドッグ」という商品がありました。(今もあるのかな?)
このレタスドッグを咄嗟に言うことができず、フリーズしてしまうのです。
最終的に、「っタスドック」みたいな感じにレを抜かしてオーダーを通していましたが、オーダーが聞こえにくかったのか、一緒に入っていたアルバイトの人をよくイラつかせてました。
「レタス」のように「レ」から始まるもの、そのほかに「ラ」「タ」「サ」から始まる言葉は、今も上手く言えません。
上手く言えないというのは具体的には、「言いたいのだけれどどもりそうで恥ずかしくて言葉を出せない」っていう感じですね。
英国王が過去のトラウマを乗り越えて、吃音(どもり)を改善していく話
「英国王のスピーチ」の話に戻すと、英国王のジョージ6世は吃音で満足にスピーチも行えず悩んでいた所、資格のない言語療法士ライオネルに出会い、吃音を改善していくというあらすじです。
あまり、細かく話をするとネタバレになるので書きませんが、吃音持ちの僕にはものすごい共感できるところが多かった。
例えば、左利きを右利きに矯正される下りとか。
自分、運動のみ左利きなのですが、右利きにしろ!と当時の卓球部の顧問に叱られて無理やり右利きに矯正させられました。
今となっては両利きになったので良かったんですがw
実際に、映画の中でも今すぐにでも使えそうな吃音を回避する発声法とかも出てくるし、なかなか面白い。
吃音(どもり)は精神的な部分に左右される
「英国王のスピーチ」では、小手先のテクニックよりも、「自分を信じる」「話すことを嫌いにならない」という精神的な部分が多く描かれます。
主人公が嫌気が差してブチ切れても、それを言語療法士のライオネルが宥めて主人公を鼓舞するところとか・・・いかに吃音が周りのサポートが大切かというのが改めて分かりますね。
僕は、幸いにも吃音について他人にからかわれたり、バカにされたりするということはなかったですが、もし過去にそういう経験があったら、おそらく今もひどいままの状態だったろうなと思います。
吃音者にしか分からない「話し始める」前のなんとも言えない緊張感が表現できている
この映画の最後にスピーチのシーンがあるのですが、話し始める前の主人公の内面からにじみ出る緊張感、恐怖感が見事に表現できているなと、吃音者ながら感じました。
僕は、スピーチの経験はないけれど、日常会話の中で「レ」「ラ」「タ」「サ」から始まる言葉を言わなきゃいけない時の恐怖感は未だにあります。
あれは、吃音者にしか分からない感覚だと思います。「どもったらどうしよう、また聞いている人を戸惑わせてしまう」みたいな。
まとめ
「英国王のスピーチ」は、吃音者でも吃音者でなくても、楽しめる作品だと思います。
話の展開はスタンダードで出演者もさほど多くないので、あまり頭を使わずにさらっと見れてしまいます。
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俵谷 龍佑
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